佐藤 和将選手 (日大山形)

佐藤 和将

球歴:日大山形

都道府県:山形

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 スリークオーターから繰り出す、安定感のある投球が持ち味。それでも最速143キロと言われる、球威のあるボールも併せ持ちます。   (第一印象)    もう少しまとまったタイプかと思っていたのですが、荒れ球で的が絞り難いタイプだと感じました。   (投球内容)    球速は、常時135キロ前後ぐらいでズシリと厚みのある球を投げ込んできます。変化球は、スライダーとのコンビネーション中心に、緩いカーブ・それにシンカーだか沈む球を持っています。ボールはストライクゾーンの枠の中に投げ込んで来るという感じで、あまり細かい投げ分けは出来ていません。真ん中近辺に甘く入ったり、高めに抜ける球も少ないありませんでした。その辺を夏の準決勝・酒田南戦ではつけ込まれるました。クィックは1.0秒前後と高速で、フィールディングの動きも悪くありません。ただし腕が下がって出てくるために、フィールディングの際も返球がそれる危険性があります。   <長所>    グラブは最後まで体の近くにありますし、足の甲で地面を深く捉えています。しかしその球持ちも悪くないのに、コントロールがアバウトなのは何故でしょう?私が考えるに、腕の軌道がボールを押し出すようなリリースのために、コントロールが安定し難いのでしょう。テイクバックした時に、もう少し肘を上げるなどして肘を起点に腕が振れるようになると安定して来るのではないかと思います。   <課題>    着地までの粘りが浅く、フォームに粘りがないので合わせやすいのも気になります。自然と開きも早くなり、球筋をいち早く読まれてしまいます。こうなるとコースを突いたような球でも、打たれてしまうことも少なくありません。    腕が短いのもあるのかもしれませんが、振り下ろした腕が身体に絡んできません。また地面の蹴り上げにも乏しく、うまく体重移動出来ていないのも気になります。
更新日時:2014.07.26

将来の可能性

 もう少しまとまっていたり、洗練した投手なのかと思っていました。むしろアバウトでも、勢いで押すタイプ。大学などで更に力をつければ、コンスタントに140キロ台を投げ込め力で押せる投手に変貌するかもしれません。しかしもう少し実戦力を身につけ、投球に粘りを意識しないと伸び悩みそうです。今後の志し次第で、社会人など上のレベルでも野球を続けられるか、大学などでも埋もれてしまうかの別れ目かもしれません。本人の、志しの高さに期待しています。
更新日時:2014.07.26

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