佐藤 駿選手 (八戸学院光星)

佐藤 駿

球歴:八戸学院光星

都道府県:青森

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜では緒戦で登板はなく、2試合目の龍谷大平安戦(2014年03月29日)で先発。しかし僅か1イニングを4安打・2四死球・5失点で降板。調子の悪さを露呈した形で、終ってしまいました。   (第一印象)    元来は、この選手が中心となって投手陣を引っ張って行かなければならない存在。制球が定まらず、本来の投球でなかったことは明らかでした。   (投球内容)   球速は常時135キロ前後出ており、ボールの勢い自体悪くありません。変化球は、カーブ・スライダーなどとのコンビネーション。特にストレートが高めに抜けてしまったり、球筋がバラついてストライクを揃えるのにも苦労していました。クィックこそ1.0秒を切るような高速クィックですが、もう少し軸足に体重を乗せてから投げるなど、投げ急ぐ必要はないと考えます。   <長所>     グラブは内に抱えられ、膝小僧に土が着くぐらい重心は沈んでいる割に、球筋が安定しません。その最大の理由は「球持ち」が浅く、ボールを押し込めていないこと。もう少し指先の感覚を意識して、ボールに力を伝えることを意識したらコントロールも安定して来るのではないのでしょうか。   <課題>    前への大きなステップが、逆に後ろへ体重が残ってしまい体重移動を阻害しています。着地を遅らせることは大事なことですが、それによって体重移動が上手く行っていなければ意味がありません。むしろ膝小僧が地面に着くのは、体重移動の観点からすればやり過ぎです。もう少しステップの幅を狭めても好いように思います。    フォームが直線的になので、体の「開き」が早くなりボールが見やすい傾向にあります。それを改善するために着地を遅らせようとしているのかもしれませんが、上手く行っていないのが現状です。グラブを斜め前に出すなどむしろ開きを隠すことで、この課題をクリアしたほうが得策ではないのでしょうか。
更新日時:2014.06.19

将来の可能性

 完全に調子を崩していた選抜から、何処まで立て直しが出来ているか夏の大会では注目したいところ。将来的には、140キロ台を連発できる資質もあり、持っている才能は上のレベルでも通用するはず。今は、土台づくりを大事にして欲しいと思います。
更新日時:2014.06.19

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