宮川 公佑選手 (開星)

宮川 公佑

球歴:開星

都道府県:島根

ポジション:一塁手, 投手

投打:左 / 左

身長:174.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 2イニングだけだが、投手としてのセンスは備わっていそうなのは開星の宮川公佑。開星では初めて左投手を見たが、制球力もよく面白い左腕だった。スカウト受けするのは恩田かもしれないが、将来的には彼も上のレベルで活躍出来る素質を感じさせる。 (投球内容)                              左スリークォーターから投じる速球は常時130キロ前後。回転がよく、キレのあるストレートをコントロール良く投げ込んでいる。変化球は打者の手元で小さく曲がるスライダーを確認。ストレート、スライダーをテンポよく投げ込んで、投球を組み立てる。淡々と投球ができて、投球のリズムも良い。 2回無失点で終えて、特にピンチを迎えることなく終わったので、ランナーを置いてからの踏ん張り具合も確かめてみたかったが、素質の良い左腕であることは伝わった。 (投球フォーム)  ノーワインドアップから始動し、右足をゆったりと引き上げて、左足を真っ直ぐ立たせる。右足を一塁方向へ伸ばしていきながら、重心を下げていき、着地する。恩田、持田のように捻りを入れるフォームではないが、体重移動がスムーズで良い。  右肩の開きが抑えられ、テークバックも内回りの旋回をしていきながら、体の近い軌道でボールを離す事が出来ている。リリースポイントは安定しており、大きく乱れるようなことはない。最後のフィニッシュまでロスの小さい実戦的な投球フォームだ。
更新日時:2013.06.07

将来の可能性

 2人に比べるとポテンシャルで押す投手ではないが、安心して見ていられる投手で、今後の成長次第では登板機会がもっと増えて、エース格として活躍する可能性も考えられる。理由としては高校生左腕としては標準の球速、コントロール、変化球のキレが備わっているからだ。高校野球は左投手優位の世界ではあるので、修羅場を経験し、打者を打ち取るポイントを掴んでいくと面白い存在になっていきそうだ。
更新日時:2013.06.07

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