小園 孝太選手 (鹿児島工)

小園 孝太

球歴:鹿児島工

都道府県:鹿児島

ポジション:投手, 二塁手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

観戦レポートより抜粋 2013年05月25日  鹿児島工の小園 孝太(3年)にとっては、背番号1を背負っての「デビュー戦」。強豪・神村学園を相手に12回を1人で投げ抜いての完封劇は「出来過ぎです」と照れた。  春までの背番号は4で、二塁手との兼務だったが「投手に集中して成長させる」(下池大哉監督)べく、4月からは投手に専念していた。背番号4でも先発を任されるなど、投手としての期待は高かったが、中盤に四死球をきっかけに崩れるのが大きな課題だった。  この試合でも3―5回と1球もストライクが入らない四球を1個ずつ出したが、そこで崩れることなく修正できたところに春からの成長があった。修正のポイントは「身体の軸と、間をとるのを意識すること」(小園)。崩れそうな兆候が見えれば、捕手の田中 大樹(3年)がうまく間をとって落ち着かせてくれた。「日頃から2人でコミュニケーションをよくとっている。小園は良いキャッチャーに恵まれましたよ」(下池監督)。  「ヤマ場」の中盤を過ぎると、小園の投球は回を追うごとに切れ味が増し、マウンドにいるのが楽しくてたまらない様子がうかがえた。12回を1人で投げ抜いたが、球数は131球とそれほど多くない。1イニングの球数が10球前後で安定し、丁寧に打たせて取る投球が最後まで崩れなかった。強打の神村学園打線に連打を許さず、散発7安打の投球を、田中は「球威が最後まで落ちなかった。今までで最高の投球だった」と実感できた。
更新日時:2013.05.25

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