水木 海斗選手 (青森山田)

水木 海斗

球歴:青森山田

都道府県:青森

ポジション:遊擊手, 三塁手

投打:右 / 左

身長:179.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年6月7日) 水木 海斗は、 「積極的に振っていこうと思いました」と横のスライダーを振り切り、打球は前身守備のセンターへ。伸びすぎでフライになるかと思われたが、予想以上に打球は伸びて、センターの頭を超える当たりに。二者生還し、逆転サヨナラで勝利を収めた。  試合後、水木は興奮した様子で、「何打ったかも覚えていないです!」という様子であった。だが、前日の盛岡大附戦では無安打に終わったように、かなり苦しんでいる様子であった。  ヒットが出たことで、吹っ切れたのか、どんどん振ることができていた。4安打のうち、3安打は145キロ右腕・佐竹城一郎からである。多くの打者が佐竹のストレートに振り遅れている中、振り切って、強い打球を飛ばす水木のバットコントロール、スイングの強さはやはり非凡なものがあるのだ。それまではスイングに迷いが見られたが、この日はレベルスイングでしっかりとボールを捉えることができていた。また水木には技術だけではなく、上のレベルで大きな強みになりそうなのが、太ももの太さである。  左の好打者はやや下半身が細いことが多い。当てるのは上手いが、さて強いスイングができるかとなると、物足りなさを感じる。左の好打者タイプで、パワーもある左打者はやはり下半身にどっしりさがあるのだ。水木にはそれがある。下半身が太いともっさりな感じを受けてしまうが、水木は4.10秒で駆け抜けができている。  抜群のスピードがある選手ではないが、一定以上のパワー、スピードがあり、守備でも、ソツなくこなす守備力、肩の強さもある。将来的には田中広輔(現・広島東洋)のような選手になりそうだ。決勝戦ではこの試合を機に吹っ切れた活躍を見せてくれるか注目である。  個人的には18Uの候補に入っている内野手と比較しても、走攻守のスキルは劣っているように見えない。あくまで一次候補なので、この夏は念願の甲子園という目標を達成し、走攻守ともに躍動したプレーを見せれば、十分にその候補に入るだけの素質は持っている選手だと感じる。甲子園だけではなく、侍ジャパン入りも目指してほしい。
更新日時:2015.06.08

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