川畑 勇気選手 (樟南)

川畑 勇気

球歴:樟南

都道府県:鹿児島

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:185.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 恵まれた体格を生かした本格派でありながら、安定した制球力を誇る本格派。将来非常に楽しみな、大型右腕だと言えるでしょう。   (第一印象)    まだ体がビシッとしていないところもあり、肉体的には発展途上な印象を受けます。しかしその割りには球筋も安定するなど、土台の良さが光る好素材。   (投球内容)    球速は、コンスタントに135キロ前後ぐらいでしょうか。まだ驚く程の球威・球速はありませんが、まだまだ良くなるのではという予感めいたものを感じます。変化球も、スライダーよりもむしろカーブとのコンビネーションでピッチングを組み立てます。クィックは、常に1.2秒を越えてしまうなど少し遅いのですが、フィールディングの反応には優れます。持っている野球センス自体は、悪くないのではないのでしょうか。   <長所>    お尻を一塁側に落とせるので、体を捻り出すスペースを確保。そのため、肘などにも負担がかかり難いはず。腕も高い位置から投げ下ろしますが、あまり肩には負担がかかっていなそう。そういった意味では、故障はし難いフォームではないのでしょうか。    グラブを内に最後まで抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。「球持ち」も良く、指先の感覚も悪くなさそうです。安定したコントロールを生み出すのは、こういった動作の恩恵が大きいと考えます。     <課題>    膝小僧に土が着いてしまうほど重心が沈んでいるせいか、下半身の体重移動がイマイチ。そのため打者の手元まで、まだまだ勢いの落ちないボールが投げられません。    膝小僧をつけてしまっているのか?足の甲を地面につけて、スパイクのエッジを効かせる投球ができません。そのため、力を入れてしまうとボールが上吊ってしまう傾向にあります。    腕が体に絡むような、鋭い振り下ろしが出来ないのが気になります。腕の振りを磨き、速球と見極めの付きにくいスライダーやフォークなどの球種を、ぜひ身につけたいところ。
更新日時:2013.07.19

将来の可能性

 下半身の使い方にまだまだ課題を残しますが、全般的には土台の好いフォームですし、コントロールも悪くありません。素直にこれから、肉体の成長・フォームの成長を図って行ければ、近い将来大化けも充分期待できそう。好い指導者がいる環境で、高い志しのもと精進すれば、3,4年後ドラフト候補として大いに注目されそうです。今後の成長ぶり、追いかけてみたい一人です。
更新日時:2013.07.19

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