大森 太朗選手 (東海大五)

大森 太朗

球歴:東海大五

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:167.0 cm

体重:64.0 kg

学年:卒業

寸評

 春季九州大会では、背番号18をつけながらも洗練されたマウンド捌きが光っていた 大森太朗 。スリークオーターから、キレのあるボールを投げ込む来年楽しみなサウスポー。 (第一印象)  野球センスが高く、中学時代から活躍してきた投手なんだろうなという感じが観ていて思います。場慣れした雰囲気で、腕を鋭く振り自分の力を遺憾なく発揮します。 (投球内容)  鋭い腕の振りとテンポの良い投球で、常時130キロ前後のストレートには、それ以上に感じさせる勢い。更にスライダー・スクリューボールなども、うまくコンビネーション織り交ぜます。課題は、意外にコントロールがアバウトなところ。投げっぷりは良いのですが、結構球筋がバラついて、本当のコントロールがないように思います。 <長所>  足を引き上げて軸足一本で立った時の、バランスが実に良いこと。膝から上もピンと伸びきることがないので、フォームに余計な力みがありません。  腕を鋭く振れるので、振り下ろした腕が体に絡みます。それだけでなく、ボールに適度に体重を乗せられており、下半身もうまく使えています。  着地までの粘りが作れるので、体の「開き」も自然と遅くなってボールが見えにくいはず。新2年生にして、上半身と下半身の使い方が上手いのは特筆もの。 <課題>  最大の課題は、細かいコントロールに欠けること。グラブも最後まで内に抱えられ、足の甲での地面への押し付けも悪くありません。それでも制球が安定しないのは、腕が体から遠回りに回って、軸を揺さぶるから。そして「球持ち」が浅いので、指先の感覚が悪いからではないのでしょうか。もう少し腕の軌道をスムーズにし、ボールを長く持つことを心がけたいですね。
更新日時:2013.04.27

将来の可能性

 ボールに凄みはありませんが、投げっぷりの良さ、投球フォームの良さが目を惹きます。順調に伸びて行けば、来年は福岡を代表する好投手として注目されるのではないかと思います。その成長した姿を、ぜひ甲子園で見てみたい投手でした。
更新日時:2013.04.27

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です