高田 航生選手 (大垣日大)

高田 航生

球歴:大垣日大

都道府県:岐阜

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

寸評

 夏の甲子園 開幕カード・有田工業戦で先発し、ドラフト指名された 古川侑利(楽天)投手と投げ合った実績の持ち主。   (第一印象)    スラッとした投手体型で、柔らかい身のこなしやピッチングセンスから、投手としての筋の良さを感じずにはいられません。   (投球内容)    ワインドアップから振りかぶり、球速は夏の時点で130キロ前後と驚くほどのものはありませんでした。しかしそれ以上に感じさせるボールの勢いがあり、縦横二種類のスライダーとカーブを織り交ぜるオーソドックスなスタイル。コントロール・マウンド捌きも安定し、特にスライダーが高めに浮かないのが良いところ。牽制・フィールディングの動きもまずまずで、クィックも1.2秒前後と平均的。変化球とのコンビネーションで討ち取る、バランス型投手。   <長所>    グラブは最後までに内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。「球持ち」もよく、四死球で自滅するタイプではありません。ただし足の甲での地面への押し付けが遅いので、ストレートは少し暴れる傾向にあります。    腕は身体に絡むように、速球と変化球の見極めは困難。低めに切れ込むスライダーを、上手く振らせることが出来ています。   <課題>    「着地」までの粘りはそれほど悪いように見えませんが、やや体の「開き」が早く、球筋がいち早く見えてしまうのが気になります。これだとコースを突いても、踏み込まれて打たれてしまいます。    ボールへの体重の乗せが悪く、前に上手く体重が移って行きません。こうなると、打者の手元までに球威がある球や生きた球が行きません。もう少し、球威・球速が欲しいところ。
更新日時:2014.02.14

将来の可能性

 肉体的に未完成で、球威・球速が物足りません。しかしスラッとした投手体型の選手で、体が出来てきたら見違えるように良くなるかもしれません。そういった上積みが期待できる素材であり、更に投手としてのセンスも兼ね備えているだけに楽しみ。技術と肉体のバランスが取れて来ると、上のレベルでも通用する投手に育つでしょう。夏までに何処まで成長するのか、今後も見守って行きたい投手でした。
更新日時:2014.02.14

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