野平 大樹選手 (樹徳)

野平 大樹

球歴:樹徳

都道府県:群馬

ポジション:遊擊手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年7月13日) 試合前のシートノックではボテボテの緩いゴロを捕るときの足運びが目を引いた。大きいストライドで前に出て、打球が近くにきたら細かなステップでバウンドを合わせる――これをきっちりやっていた。  さらに打球を捕ってから次の動作に移るまでのスピードが速い。グラブトスを交えたプレーは「プロ」と言わないまでも、東京の大学生を見ているような錯覚を覚えさせられた。脚力は5月3日の群馬大会準決勝健大高崎戦の第2打席で三塁打を放ち、このときの三塁到達が俊足と認めていい11.96秒を計測。十分“健脚”と表現していいレベルである。  この日の高崎商戦はどうだったのか、というと4打数ノーヒットだった。第1打席が1ボールから打ってライトフライ、第2、4打席は初球を打って二塁ゴロとレフトライナー、第3打席は1ボール1ストライクからの3球目のストレートを打ってショートフライと、積極打法が仇になった。ちなみに、二塁ゴロのときの一塁到達タイムは4.45秒と普通である。  野平の早打ちには定評がある。関東大会2回戦(初戦)の東海大浦安戦では4打席中、見逃しのストライクが1球しかなかった。こんな野平に、12年夏の選手権大会に11回目の出場を果たしている高崎商のバッテリーが初球に甘い球を投げるわけがない。内角を中心に厳しいコースを攻められ、これに野平は早打ちで対抗しようとした。そもそもの考え方にミスがあったと言わざるを得ない。
更新日時:2014.07.14

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