田代 大智選手 (大曲工)
短評
中学時代から秋田で注目されていた強打者だったようで、1年生ながら夏の大会で6番・左翼手として出場。将来が楽しみな、強打者だと言えるでしょう。 (第一印象) グランドでの表情などをみていると、場慣れしている感じで、1年生としての気負いも感じられないー。打席でもガッチリした体格で、雰囲気があります。 (守備・走塁面) 一塁までの塁間は、4.5秒前後。左打者換算で、4.25秒前後のタイムに相当。そう考えると上のレベルでも、ほぼ平均的な走力はありそう。 ただ左翼手としての守備に関しては、打球の追い方も悪く、悪送球する返球など課題も少なくありません。地肩も、けして強い方とは言えないでしょう。 走力はともかく、守備に関しては相当鍛えないといけなそう。まだ1年生なので、最終学年では中堅などを任される存在に成長して欲しいものです。 (打撃内容) スクエアスタンスで、深く腰を沈めて構えます。始動は平均ぐらいで、ある程度の対応力と長打力を併せ持つ中距離ヒッター。 <長所> ある程度の「間」が取れているので、極端に脆い印象はありません。ベース側にインステップした足がブレないので、外角の球や低めの球にも喰らいついて右方向にも飛ばせます。 <課題> バットの振り出しの際に肘が下がってしまい、遠回りに軌道するスイング軌道に課題が。どうしてもボールを捉えるまでにロスがあり、対応力を損ねます。これは、強打者に多く見られる傾向です。
更新日時:2013.02.10
将来の可能性
1年生ながら大物感がある打者で、将来が期待されます。技術的には、思っほどは粗くはなく、あとはスイング軌道を改善できると良いかといった感じ。あとは、守備をもっともっと練習して、打球への判断や状況に応じたスローイングを身につけて欲しい。2年後は、秋田のみならず、東北を代表する存在に育っているのではないのでしょうか。
更新日時:2013.02.10