今吉 浩平選手 (尚志館)

今吉 浩平

球歴:尚志館

都道府県:鹿児島

ポジション:一塁手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

寸評

 豪快なスイングで、チームの4番を務める中心打者。ただ選抜では、全国を意識するのには粗さが目立ってしまいました。 (第一印象)  打席での雰囲気、構えからして、強打者としての匂いがプンプンとしてきます。こういった雰囲気を相手に与えることは大切で、戦う前から相手にプレッシャーをかけることができます。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は4.9秒前後と、かなり足は遅そう。秋の新チーム結成以来の34試合で盗塁は0、走力では正直期待できません。  体を大きく伸ばして捕球するとか、そういった柔らかさは感じません。ただグラブ捌きや打球への反応は悪くないようで、身の丈にあったプレーで無難にこなすしています。ただ他のポジションへの融通がきくかと言われると別で、むしろ一塁を極めた方が得策ではないのでしょうか。 (打撃内容) <構え> ☆☆☆☆  スクエアスタンスで両足を揃え、グリップは高めに添えます。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスなども取れています。打席でも適度に体を動かせており、自分のリズムで立てており力みは感じません。 <始動> 遅め  投手の重心が下がりきったあたりで、地面を一踏みしてきます。その後カカトを浮かして本格的に始動して来るのですが、そのタイミングは遅めです。すなわちボールを手元まで引きつけて叩く、長距離打者が多く採用するタイミング。彼のような生粋の強打者には、こういった始動は合っていると思います。 <下半身> ☆☆  始動が遅いので、ボール到達までの「間」が取れません。あらかじめ狙い球を絞り、その球を逃さない打撃が求められます。しかし踏み込んだ足元がインパクトの際にブレてしまい、体の開きが我慢できません。これでは、甘い球が来ても打ち損じが多くなってしまいます。 <上半身> ☆☆  打撃の準備である「トップ」を作るのは遅くは見えないのですが、「トップ」自体をしっかり作って打ちに行く選手ではありません。そのため打撃が、どうしても出たとこ勝負になってしまいがち。更にバットの振り出しも体から遠回りに軌道して、中々正確にボールが捉えられません。大きな孤を描いてスイングしているので、タイミングさえ合えばボールを遠くに飛ばすことができます。 <軸> ☆☆  足の上げ下げが殆どないので、目線が上下に動かないのは魅力。ただ体の開きが我慢できず、そのため軸足も崩れてしまい打ち終わったあとバランスを崩しています。
更新日時:2013.06.03

将来の可能性

 強靭な上半身の振りに対し、下半身がそれを受け止めることができません。そのため足元がブレてしまい、開きが我慢できません。これならば、外角にスライダーでも投げていれば打ち取れるといった感じで、上のレベルでは厳しいでしょう。せっかく良い資質を持っているのですから、下半身がしっかりしてくれば対応力も全然変わって来そうです。もう一度足元を見つめ直し、深く野球を追求して欲しいと思います。
更新日時:2013.06.03

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です