浅川 洵選手 (大館鳳鳴)
寸評
旧チームでは背番号10を付けて、勢いのあるボールを投げていました。ボールに力があり、夏までにどのぐらいの投手に育つのか楽しみな左腕です。 (第一印象) 少し腕を外からブンと振って来る粗っぽさと、前に身体が突っ込むことも少なくありません。ダイナミックさと粗っぽさが、同居するタイプ。 (投球内容) 球速は、常時130キロ前後~135キロぐらいまで出ているのではないのでしょうか。変化球は、スライダー・フォークなど。細かいコントロールはありませんが、おおまかにストライクゾーンにボールを集めてきます。牽制・フィールディングはそれなりですが、クィックができないのが課題。投球術など野球センスで勝負するというよりは、肉体のポテンシャルで押して来るタイプなのでしょう。 <長所> 腕を強く振れるのが魅力で、速球と変化球の見極めは困難。ボールにも適度に体重を乗せられ、ダイナミックなフィニッシュがみられます。 <課題> グラブは最後まで内に抱えられており、足の甲の押し付けも悪くはありません。そのためストライクゾーンには集められるのですが、腕が少し外旋してブンと振られるので、指先の感覚がイマイチで細かいコントロールはありません。
更新日時:2013.01.28
将来の可能性
かなり粗っぽく見える投手なのですが、抑えるポイントは抑えられているので投球が大きく崩れるといったことはありません。2013年度の秋田には、左の好投手が多いのが特徴。事前に名前は訊いていませんでしたが、彼もその中に加わる可能性が充分ありそうです。一冬超えてどんな投球を魅せてくれるのか、期待して見守って行きたいと思います。
更新日時:2013.01.28