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卒業生
田中 大輝

田中 大輝(必由館)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
投手
投打:
左/左
身長:
182 cm
体重:
74 kg
データ最終更新日:2010年8月20日

寸評

しならせた左腕から、ピュンピュンとスピンのかかった白球が捕手の構えたミットに吸い込まれていく。

速球で打者をねじ伏せるタイプではないが、軽く投げているようでピュンピュンと伸びてくるキレあるストレートが将来性を物語っている。182cmの長身でありながら全体的なバランスがよく、投球センスがヒシヒシと伝わってくる大型左腕の逸材だ。今春は、スライダー、カーブ、チェンジアップなどの変化球を巧みに操り“緩急で打者を打ち取る意識”が守備陣とうまく噛み合い勝利のリズムを作った。それが、田中の好投の要因であり、県準Vした必由館の秘訣といえる。そしてそのテクニックは試合を重ねていくうちに成長の一途を辿っている。

「体ができていないので、スピード的にはまだまだ」と西田尚巳監督がいうが、素材的には140キロ以上を投げ込める素質を秘め、そしてそれ以上にスピードだけではないという言葉で表しきれない、いいものを持っている。

6月の練習試合では、大分工の田中太一との“田中対決”が1年ぶりに実現。お互い2試合に完投し、1勝1敗のタイ。大分を代表する豪腕相手に2試合を投げ抜いたことは、刺激になったと同時に自信にもなったはずだ。

昨夏は先発としてもマウンドに立ったが、ベンチで見守った準決勝では優勝した熊本工に惜敗。聖地へあと一歩のところで、先輩達の涙を目の当たりにした。
そして今春、その熊本工と決勝で対戦し、延長10回、無念のサヨナラ負け。今度はマウンド上で悔しい思いをした。それだけにラストサマーに懸ける思いは強い。自宅を離れ、監督宅で下宿を始めたほどの徹底ぶりからも本人の気持ちが伝わってくる。

昨夏の雪辱を果たすためにも、もう立ち止まるつもりはない。

将来の可能性

ピンチにも決して物怖じすることのないマウンド度胸はプロ向き。さらに冬場は10キロ以上離れた自宅から毎日走って通学したほどの努力家だ。

体が完成され、思いっきり腕が振れるようになれば、しなりでピュンとくる球がもっと生きてくる。粗削りな素材を完成させるというより完成度を着実にスケールアップしていくタイプである。体力をつけ、かわす技術の精度を高めれば、和田毅(福岡ソフトバンクホークス)のようなクレーバー左腕になれる。そんな予感が漂っている。

“必由館の田中大輝”を覚えておこう。

近い将来、名の如く“大きく輝く”時がやってくるはずだ。

情報提供・文:2010.06.27  PN アストロ
  • 2010 年 6 月

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