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卒業生
西田 直斗

西田 直斗(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2012 年卒
ポジション:
一塁手
投打:
右/左
身長:
183 cm
体重:
75 kg
データ最終更新日:2011年9月19日

寸評

 毎年のように、近畿の逸材が集まる大阪桐蔭。その大阪桐蔭の中でも、早くから話題になっていたのが、この 西田 直斗 。そんな西田が、プロ志望届けを提出。今回はじめて、その全容を取り上げてみたい。

(守備・走塁面)

 意外とスラッとした体型の持ち主で、チームの3番打者を務めます。一塁までの塁間を、4.3秒強ぐらい。左打者としては、プロを想定すると中の下レベルになります。そのため上のレベルで、足を売りにするプレースタイルにはならないと考えられます。

 体型的には結構動けそうに見えますし、実際動きが悪いようにも見えません。ただ意外にキャッチングが下手で、一塁手としても、けして上手い部類には見えません。これだと、他のポジションを担うことも期待できないのかな?という不安は残ります。けして長距離砲ではない彼にとって、一塁以外のポジションが期待し難いのはマイナスポイントです。

(打撃内容)

 もっとごついタイプの強打者をイメージしていましたが、スラッとした体型で実に綺麗なスイングをしてきます。スラッガーと言うよりは、幅広い打撃をする広角打者の印象を受けました。もちろん甘く入れば、スタンドインのパンチ力は秘めています。

<構え>

 スクエアスタンスで、グリップの高さは平均的なオーソドックスな構え。腰の据わりはよく、両目で前を見据える姿勢や全体のバランスは平均的でしょうか。自分のリズムで打席に立てており、理にかなった構えだと思います。

<始動>

 始動を見ていると遅く始動しているので、長距離打者が採用する始動です。ただ実際のプレーを見ていると、長距離砲と言う感じがいたしません。長距離打者としての才能が眠っていると考えるべきなのか?それともプレースタイルと始動のタイミングが合致していないと考えるかは微妙だと思います。

<下半身>

 早めにカカト浮かして構えますが、足の上げも小さく「間」は殆どありません。すなわち打てる球は限られていて、その球を逃さず叩くのが、この選手のスタイルです。基本的に追い込まれるまでは、ストレート狙いという感じが致します。小さくステップさせた足は、真っ直ぐ踏み出します。そのため内角の球でも外角の球でも捌きたいという、彼の意志が感じられます。その足元が、インパクトの際にブレないのは好いですね。打ち損じの少ない、バランスの好いスイングです。

<上半身>

 打撃の準備である「トップ」を早めに作れており、始動が遅くても速い球に立ち遅れ難いです。バットの振り出しも、上からミートポイントまで綺麗に振りぬけてロスがありません。またスイング軌道も、バットの先端が下がらないようにヘッドを立てて、ボールを上手くフェアゾーンに落とせています。このスイングを見ていると、強打者ではなく好打者のスイングであり上手さが目立ちます。それ故に、彼が長距離打者には感じられないのだと思います。特に際立ってヘッドスピードが鋭いとか、打球が速いようには見えませんでした。実際彼の試合を生で観たときは、スイングのキレが物足りなく感じられたぐらいです。

<軸>

 足の上げ下げも小さく、頭の動きは小さいですね。そのため目線が動かず、ボールを狂いなく追えます。体の開きも我慢できているので、逆方向にも綺麗に振り抜けます。軸足にも粘りが感じられ、低めの球にもついて行けるのでしょう。凄みよりも、上手さが勝ったタイプです。

将来の可能性

 技術的には、すでにかなり完成されてる印象があります。ただ実際生で見てみると、イマイチその対応力やスイングのキレに物足りなさを感じました。更に守備・走力でのアピールがないところを見ると、高校からプロと考えると、総合力で物足りません。

 そのため社会人や独立リーグなどで、少し揉まれてからの方が好いのではないのでしょうか?守備・走力でのアピールに欠けるタイプなので、より長距離打者としての色彩を強めないと、プロ入りは厳しいかもしれません。スイングの弧を大きくしたり、フォロースルーの使い方なども覚え、打撃に磨きをかけてもらいたいですね。和製大砲の存在感が示せるようになったとき、プロ入りの「旬」の時期になるのではないのでしょうか。

情報提供・文:2011.09.26  蔵建て男
  • 2011 年 9 月

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