石島 雄敬選手 (専大松戸)

石島 雄敬

球歴:専大松戸

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:右 / 左

学年:卒業

寸評

 1学年上には上沢 直之、同期には栗原 洸と素質ある好投手の陰に隠れながらも、着実に実力を伸ばしてきた右のサイドハンド。 (投球内容)  彼は右サイドなので、横のコーナーワークを駆使する技巧派右腕。外角の変化球のコントロールが良い時の石島はなかなか打たれない。 右サイドから投じる直球は常時130キロ~137キロを計測。直球のスピードは1年生の時と比べるとだいぶ力が出てきた。順調に行けば、140キロ前後まで速くなっていきそうだ。 彼の武器は曲がりの大きいスライダー。打者の手元で大きく曲がるスライダーで、くいっと曲げて空振りを奪う。このスライダーを軸に投球を組み立て、左打者にはシンカー、右打者にはインコースをズバッと突く配球。以前までは左打者の時に、真中付近に集まりやすい傾向があったが、シンカーの制球力が高まったことで、芯を外す投球ができるようになったのが成長点であろう。 (投球フォーム)    ノーワインドアップから勢い良く踏み出す投手。左足を胸の近くまで引き上げていきながら、左足をショート方向へのばしていきながら、インステップ気味に着地する。テークバックは内回りの旋回をしていきながら、トップを作りリリースに入る。トップからリリースまでの腕の振りはスムーズで、肘がたった状態でリリースすることが出来ており、シャープな腕の振りができている。軸足でしっかりと蹴りあげて、腕が振れるようになったのも、高校1年から成長点。ただ左肩の開きが早いのか、左打者に捉えられる事が多い。これはサイドスローの宿命かもしれない。
更新日時:2013.01.17

将来の可能性

 2年生までは130キロ前後を計測しながらも、どうも真ん中近辺に集まる傾向があり、無駄な失点を与えるケースがあったが、その時と比べるとストレートのコントロール、球威も上がり、スライダーの切れ、コントロールも自分の思い通りになったことで、だいぶ投球ができるようになった。まだ課題はあるが、大学でも続けていけるだけの素地を感じさせてくれた。  右のサイドハンドだが、大学4年間でどんな1年間を過ごしてくれるかとても興味深い。ぜひ数年後には社会人、あるいはプロを意識出来るような投手になっていくか注目していきたい。
更新日時:2013.01.17

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