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卒業生
江村 直也

江村 直也(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
捕手
投打:
右/右
身長:
175 cm
体重:
79 kg
データ最終更新日:2011年1月7日

寸評

数々の強肩捕手を輩出してきた大阪桐蔭においても、歴代NO.1の地肩の持ち主だとと言われるのが、この江村 直也です。ただ地肩が強いだけでなく、打ってもチームの5番・更に捕手としてのセンスも兼ね備えていたのは、私にとって嬉しい誤算でした。

(ディフェンス面)

プロの捕手を意識するには、やや小振りな体型ではありますが、実際にプロでレギュラーを務める捕手の多くは、175~180センチぐらいの選手が多いのです。そのことを考えると、体格もガッチリしておりますし、当たりも強い選手なので、大きく体格面で見劣ることはありません。

一つ一つのプレーに対し、投手や野手に、しっかり指示を出すリーダーシップ溢れる捕手。普段は、投手のテンポを意識して素早く投手に返球したりするのですが、慎重に行かないと行けない場面では、ボールをゆっくり返すなど、「間」を状況に応じて使いわけることができる選手です。

ミットしっかり投手に向けて示せるので、投手は的を絞りやすく投げやすい捕手です。ミットも下げないので、審判からストライクコールされやすいですし、何よりワンバウンド処理など低めの球へも素早く反応できます。ボールをしっかり押し込めるキャッチングの持ち主で、投手の球にも力負けすることは少ないはず。一つの一つの動作が、投手にとって投げやすい、わかりやすいことを意識されたプレーになっており、投手への配慮も感じられます。

また自慢の肩も捕ってから素早く、低い球筋でしっかりコントロールされております。昨年も大阪桐蔭の試合を生で観ましたが、びっくりするような強肩捕手がいたのを覚えておりますが、確かそれが、この江村だったかと思います。塁間を1.8秒~1.95秒弱ぐらいで安定して投げられる確かなスローイングの持ち主。更に常にランナーを、投球動作で威嚇し続けることで、一塁ベースに釘付けにします。フットワークも軽快ですし、地肩・スローイングの形すべてを兼ね備えており、この肩は、プロに入ってもすぐに通用するレベルではないかと思われます。

個人的には、高校生捕手としては、特に大きな注文はないんじゃないかと思わせるほどのディフェンス力ですが、プロからのテンションがイマイチ上がってこないところをみると、何か引っかかる部分が彼等にはあるのかもしれません。それは恐らく、一塁までの塁間を緩めて走ったりと、プレーの集中力があからさまに、抜ける時があるからではないのでしょうか。

(打撃面)

難しい球を捌くととか、非凡なミートセンスがあるとか、そういった打者ではありません。甘い球を逃さず叩く集中力がある選手ですし、腕ッぷしの強さを活かして力強い打球を飛ばします。ただ少々固い部分があるのが気になるますが、捕手と言うポジションを考えれば、合格レベルの打力の持ち主ではないかと思います。

ボールを捉えるまでには課題があり、また打てる球は限られます。それでも、その球を逃さない「鋭さ」と、腕っぷしの強さを活かした強い打球が打てるのが、この選手の持ち味。捕手以外のポジションの選手ならばドラフトは厳しい打撃ですが、捕手と言うポジションならば合格レベルの打力ではないのでしょうか。

将来の可能性

捕手としてのディフェンス面・捕手的適正・リーダーシップなど含めても、相当バランスの取れたプレーヤーです。特に、プロでもトップクラスになれるであろう地肩の強さは何より魅力です。

打撃に関しては、粗い・堅いと言う欠点は感じますが、箸にも棒にもと言うレベルではなく、プロでも下位打線ならばO.Kのレベルまでは、将来的に育つだけのポテンシャルは感じさせます。

物凄くスケール感溢れる選手ではないのですが、個人的には彼以上の高校生捕手が、今年他に現れるのか注目したいです。ぜひ高校からプロに行って欲しいと思わせる数少ない選手でした。順調に育てば、プロ球界でも屈指の強肩捕手として活躍してくれると期待しております。

情報提供・文:2010.06.04  PN 蔵建て男
  • 2010 年 6 月

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