板東 湧梧選手 (鳴門)

板東 湧梧

球歴:鳴門

都道府県:徳島

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:69.0 kg

学年:卒業

寸評

 ゆったりしたモーションから、丹念にコースを突く粘っこい投球が身上の。スリークオーターから繰り出すその投球で、チームを甲子園ベスト8まで導きました。 (第一印象)  甲子園での経験も豊富で、大舞台でも持ち味を存分に発揮しました。凄みないのですが、的を絞らせない投球で大崩れしないのが持ち味。 (投球内容)  ワインドアップから、静かにゆったりと入って来るフォーム。球速は、120キロ台後半~130キロ台中盤ぐらいと、驚くような球威・球速はありません。それでもコースをズバッと突いたり、カーブ・カットボール・スライダー・シンカーなど、多彩な球種をコースに集めます。非常にピッチングの上手い選手、そんな印象を受けます。牽制も鋭く、クィックも1.15秒前後と基準以内。フィールディングの反応もよく、野球センスに優れます。肉体の資質に優れたタイプというよりは、頭を駆使しして、センスで補うタイプではないのでしょうか。 <長所>  グラブを最後まで体の近くに抱えられており、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面を押し付けられており、ボールも比較的低めに集められます。指先の感覚にも優れ、コントロールには苦しみません。  腕をしっかり振れており、最後体に絡んできます。そのため、速球と変化球の見極めは困難。変化球を、有効的に使えます。 <課題>  「着地」までの粘りは平均的ですが、少し体の「開き」が早く、ボールの出処が見やすいように見えます。これだとせっかくコースを突いたような球でも、いち早く球筋が読まれて踏み込まれてしまいます。  特にストレートを投げる時がそうなのですが、ボールにしっかり体重が乗せられず、三塁側に体が流れます。せっかく作り出したエネルギーを、ロスしているのがわかります。
更新日時:2013.09.04

将来の可能性

 上のレベルを意識すると、まだまだ球威・球速不足は否めません。それを、センスやコントロール、多彩なコンビネーションで補ってきました。まだまだ実戦的な部分でも課題を残すだけに、大学などに進んでから技術を追求して欲しいと思います。センスの好い選手なので、その辺の欠点もきっと改善できると期待しております。今後も好投手として、アマ球界で長く活躍されることを期待しております。
更新日時:2013.09.04

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