高橋 由弥選手 (岩国商)

高橋 由弥

球歴:岩国商

都道府県:山口

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:176.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜では、強豪・履正社高校相手に、見事完封勝利をしてみせた 高橋由弥。落ち着いたマウンド捌きと安定した制球力が、甲子園でも光りました。 (第一印象)  昨秋も取り上げましたが、こちらが思ったほど球威・球速は伸びてきません。しかしその代わり制球力が大幅に安定し、地に足の着いた投球ができるようになってきました。 (投球内容)  左スリークオーターから、常時130キロ前後~MAX135キロぐらい。それほどストレートにキレや凄みはありませんが、両サイドにきっちりコントロールできる貴重なサウスポー。100キロぐらいのカーブとスライダーを織り交ぜ、両サイドを広く使った投球を得意とします。特に左打者の胸元を突きつつ、外角に逃げるスライダーは、中々左打者には厄介。出し入れのできるコントロール、落ち着いたマウンド捌き、フィールディング・牽制・クィックに至る細部まで追求された意識の高さと集中力の高いピッチングは必見です。 <長所>  グラブは内に抱えられる選手で、両サイドの投げ分けは安定。足の甲での地面への押し付けは浅いものの、秋よりも球持ちが良くなり制球が安定するようになりました。  腕をしっかり振れるので、速球と変化球の見極めがつき難いのが良いところ。体にも負担のかかり難いフォームなので、故障の不安は少ないのではないのでしょうか。 <課題>  「着地」までの粘りが浅く、打者から合わせやすいのが気になります。また体重移動が不十分で、ボールにグッと体重が乗らず球威のある球が投げられません。このへんの欠点は、昨秋から改善されていませんでした。
更新日時:2013.04.14

将来の可能性

 今後も爆発的に伸びるというよりは、努力と意識の高さを生かしジワジワと成長を続けて行くのではないのでしょうか。左腕でピッチングができる投手ということで、大学などから引く手あまたの存在だと思います。良い環境に進み、巳を磨く努力を怠らなければ、3,4年後には非常に楽しみな投手。今後も期待して、その成長を見守ってゆきたい選手でした。
更新日時:2013.04.14

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です