田部 稜太選手 (石見智翠館)

田部 稜太

球歴:石見智翠館

都道府県:島根

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:180.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 ガッチリした体格から、重いボールを投げ込む本格左腕。甲子園の西脇工業戦では、8回を8安打2失点ながら、最後まで投げきりました。 (第一印象)  体に力があり、まだまだ球速を増しそうな期待を持たせる投手。近い将来は、140キロ台のストレートで押すようなピッチングを予感させます。 (投球内容)  球速だけみれば、常時135キロぐらいですが、ボールの勢い・球威はそれ以上に感じます。変化球は、スライダーとスクリュー系のボール。左投手ですが、右打者の内角クロスを突くような投球よりも、外角でピッチングを組み立てます。マウンド捌き、外角へのコントロールも悪くありませんが、ややボールが高めに抜けることが少なくありません。クィックも基準レベルありますし、フィールディングが上手いなど、野球センス・身体能力の高さを伺えます。 <長所>  引き上げた足を高い位置でピンと伸ばせるので、体の捻り出しに無理がなく肘への負担は少なそう。振り下ろす腕の角度にも無理がないので、肩への負担も少ないでしょう。そういった意味では、頑強そうな体も相まって、かなりタフな活躍が期待できるのではないのでしょうか。  グラブを内に抱えられるので、両サイドの投げ分けは安定しやすいはず。体の「開き」も我慢でき、ボールの出処を隠せています。腕を鋭く振り下ろすことができ、速球と変化球の見極めも難しいのではないのでしょうか。 <課題>  「着地」までの粘りはそれほどではないので、打者としては苦になり難いフォーム。特にスライダーを、狙い打たれるケースが目立ちます。  足の甲での地面への押し付けが浮きがちで、ボールが上吊りやすい傾向に。更にボールへの体重の乗せも発展途上であり、もう少し下半身が使えるようになると、ボールの勢い・球速にも磨きがかかりそうです。
更新日時:2013.10.07

将来の可能性

 順調にパワーアップして行ければ、将来は力で押せるサウスポーの期待が高まります。コントロール、変化球、投球術も悪くないので、ストレートのレベルアップが素直に結果に反映されそう。今後も野球を続け、志しを高く持って欲しいと思います。上手くゆけば、大学のみならず、その先の世界への可能性も感じます。期待して、見守ってゆきたい一人でした。
更新日時:2013.10.07

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