山陰にいた隠れた逸材が凄い 通算10本塁打スラッガーのポテンシャルが高い
島根県の21世紀枠推薦校に選出された
三刀屋。秋の大会では中国大会まで勝ち上がった実力校には、高校通算25本塁打をマークした
髙野颯太内野手(2年)に注目が集まるが、チームをまとめる主将・槇野隼稀内野手(2年)もチェックしたい存在だ。
高校通算10本塁打を記録しており、中国大会・
宇部鴻城戦(山口)でもホームランを放っている。フォーム全体の力を抜いて、捉えるまで無駄が少ない。ステップ幅は狭めにしている分、鋭く回転してヘッドを走らせて強くミートする。ややアッパー気味の軌道で振り出していき、捉えてからのフォロースルーでは背筋をしっかりと使って大きく振り切れている。そのスイングの迫力は凄まじく、練習で木製バットを使っているのを忘れるほどだった。
高野だけではなく、槇野のようなスラッガーがいることは、対戦校としては怖い存在だろう。同時にチームとっては欠かせない存在だ。高野とともに今年の
三刀屋を春以降も牽引できる打撃を見せてくれるか楽しみである。
更新日時:2023.02.24