新庄 空選手 (鳥取城北)
鳥取城北の143キロ右腕が自己最速更新、変化球の球速増につなげたサンドボールトレーニングに手応え
惜しくも今センバツ初戦で敗れたが、鳥取城北(鳥取)の143キロ右腕・新庄 空投手(3年)は、負けたこと、打たれたことに責任は感じていたものの、自己最速を更新したり、冬からの成長を見せた部分については手応えを感じていた。 序盤は130キロ後半だったが、4回表に失点を喫したところからギアを上げていき、安定して、140キロ〜143キロをマーク。まだ気温が低い中、馬力の大きさがあり、夏には145キロ〜後半も期待できる。 また、120キロ後半のフォークとカットボールがさえた。しっかりとコーナーに投げられた時は空振りを奪える。変化球にも球速があり、レベルは高かった。変化球の球速については意図して実現したわけではなく、「握力強化の成果が大きいと思います」と語る。 この冬、新庄はサンドボールをつかんだり、離したりの練習をほぼ毎日行ってきた。 「だいぶ強いストレートも投げられるようになりましたし、変化球の球速が速くなったのは良かったです」と収穫を口にしていた。 一冬の成果を大きく感じられた投手の1人。中国地区を代表する右腕になりそうな逸材で、夏までの進化を注目していきたい。
更新日時:2023.03.20