森岡 大智選手 (能代松陽)

森岡 大智

球歴:能代松陽

都道府県:秋田

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:184.0 cm

体重:83.0 kg

ボールスピード:144 km/h

学年:卒業

センバツ完封一番乗りの能代松陽の森岡は岸孝之を彷彿させる逸材!その将来性を徹底分析

 能代松陽(秋田)を今センバツ初出場に導いた144キロ右腕・森岡 大智投手(3年)は、投球フォームが下半身主導で、一連の動作が滑らかだ。昨夏の甲子園も経験した森岡は、センバツ初戦の石橋(栃木)相手に完封勝利を挙げた。  常時130キロ前半〜130キロ後半(最速141キロ)の速球には切れがあり、内外角へしっかりと投げ分けができている。何より回転数の高そうな直球は魅力的で、さらに球速がアップすれば、もっと空振りを奪うことができるのではないか。  変化球は120キロ前半のスライダー、110キロ台カーブ、120キロ台のチェンジアップの3球種を持つ。特にスライダーの切れ味は鋭く、打者の手元で曲がっていく。腕が緩むことなく、強い腕の振りで投げるカーブは、ブレーキが効いていた。 (投球フォーム)  全体的な柔軟性が伝わる投球フォーム。楽天の岸 孝之投手(名取北出身)に似たフォームをしている。踏み出した時の左足の突き上げ、しなやかな回旋が見られるテークバック、真上から無理なく振れる腕の振りと、岸を思い浮かばせる。  ランナーがいないところからでもセットポジションから始動し、右足の膝を適度に伸ばしてバランスよく立つことができる。重心を落とした時の左足の突き上げ方はまさに岸孝之である。テークバックでこんなに腕がキレイに回っていく投手はあまり見たことがない。稀有な技術を持っていると言える。 (まとめ)  まだ球速不足な部分があるかもしれないが、直球の質、フォームは申し分ない。強い腕の振りでカーブを投げられる点も評価ポイントで、スカウトが好みそうな逸材だ。将来性は抜群で、20歳ぐらいになった時、別人のような成長を見せるのではないか。3年春としての現在の力量は申し分なく、さらに伸びれば、高卒プロの可能性も十分にある。このセンバツから夏までが、森岡にとって野球人生をプラスの意味で変える可能性を持ったシーズンだと思うので、さらなるレベルアップを期待したい。
更新日時:2023.03.26

短評

エースを務める森岡は184センチの長身から最速144キロの直球を投じる本格派右腕として注目を集めている。体重も入学時から15キロ増量し83キロまでサイズアップ。速球とスライダーを軸に粘り強い投球ができることが持ち味だ。

昨夏の甲子園では聖望学園(埼玉)戦で2番手としてマウンドに上がるも、4回5失点を喫し、相手打線の流れを断ち切ることができなかった。

センバツの舞台で借りを返すべく、さらなるレベルアップに励むこの冬は、体重が増えたことで球の重みも増した。

更新日時:2023.03.21

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