菊池涼介を彷彿させる名手が鳥取城北に スピード感溢れる守備はまさに「忍者」
第95回記念選抜高校野球大会に中国・四国地区から、昨年秋の中国大会4強の
鳥取城北(鳥取)が選出された。敗れたとはいえ、準決勝は広島広陵(広島)相手に6対8のスコア。明治神宮大会で準優勝を飾った相手と接戦を演じた実力は本物で、全国舞台での戦いに注目が集まる。
なかでも二塁手を務める山本 迅斗内野手(2年)に注目してほしい。
取材日のノックでは、打球に対して向かっていく動きがスピーディーで、脚力が高いことが分かるが、山本自身、様々な工夫をしていた。
両腕ともに下ろしておいて、全身が脱力できている状態で、小刻みに足を動かしてタイミングを合わせる。インパクトに合わせて小さく飛んで素早く1歩目を出し、柔らかく吸収する。その打球を処理する姿は、広島・
菊池 涼介内野手(
武蔵工大二出身)を彷彿させる。軽快にグラウンドを走り回る姿は、まるで「忍者」のようだった。
打撃では、2番打者としてのつなぎ役として小技で活躍した。センバツの舞台では、ダイヤモンドを駆け回り、大いに目立ってほしい。
更新日時:2023.01.29