鈴木 叶選手 (常葉大菊川)

鈴木 叶

球歴:常葉大菊川

都道府県:静岡

ポジション:捕手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

センバツ出場の常葉大菊川のプロ注目捕手!一級品のスローイングと一発を打てる長打力は世代上位

 常葉大菊川(静岡)の鈴木 叶捕手(2年)は、今年のセンバツ出場選手のなかで、捕手としてトップクラスの評価を受けている。大きな癖がなく、攻守ともに力量が高い。 (打撃)  東海大会では打率が1割に満たない結果と奮わなかったが、打撃の形自体は悪くない。昨秋の取材時点で高校通算10本塁打以上を放つなど、打撃練習を見ていても最も内容が良かった。東海大会の打撃を見ても、まだこんなものではないという印象だ。  スクエアスタンスで構える姿には力みが感じられない。ただ、構えた時のグリップの位置が高く、うまくタイミングが取れなかった時、両腕の動きが固くなり、ヘッドが下がるだけではなく、ヘッドがうまく走らないスイングになっていた。そのため、甘い球でも打ち損じる傾向にあるのが気になった。  昨年10月の取材では良いメカニズムで広角に鋭い打球を飛ばすことができていた。インパクトに入るまで無駄のないスイング軌道を作り上げていったほうが、この選手のスタイルには合っているといえる。 (守備)  守備力は安定しており、キャッチングなどを見ても落ち着いている。特に二塁送球は必見で、2.00秒前後ではあるが、二塁ベースへ一直線に届くコントロールが武器だ。もちろん、バント処理も素早い。  インサイドワーク面でも、07年センバツ優勝捕手となった石岡監督からしっかりと学んでいる。  攻守ともに総合力が高く、技術力も高い。特に抜群の強肩は光るものがある。技術的な欠点を修正し、さらに攻守ともにスケールアップすれば、スカウト的にも評価も高まるのではないだろうか。センバツで大きくアピールすることを期待したい。
更新日時:2023.01.30

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