下村 健太郎選手 (英明)

下村 健太郎

球歴:英明

都道府県:香川

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

変幻自在の「ナチュラル・ツーシーム」を操るサイドスローに注目

 今年秋の四国を制したのは香川の英明だった。香川県勢同士の決勝となった高松商戦では1点差逃げ切りでの優勝だったが、背番号10の下村 健太郎投手(2年)の「火消し役」が大きな戦力となった。  右サイドから下村自身でも予測不能な直球が武器だ。最速128キロながら、普通に直球を投げると「勝手にそうなる」と「ナチュラルツーシーム」のように、右打者へのひざ元へと食い込むような球質で「自分でもびっくりするくらいの軌道になる」と評する。  入学当時は遊撃手だったというが、一塁への送球が自然と右側に流れていくのをみた顧問が投手への転向を勧めたという。最初は抵抗があったが1年秋から投手に転向。それから1年。同じようなサイドの阪神・青柳 晃洋投手(川崎工科出身)を参考に研究を重ね、四国チャンピオンにチームを導く投手へと成長した。  四国大会初戦の宇和島東(愛媛)戦では、9回わずか1安打の完封勝利。右、左打者関係なく、内外角に直球、変化球を投げ分ける制球力で凡打の山を築いていく。脱力投法のように、無駄な力が入らないフォームから繰り出される130キロ台の予測不能な直球は、全国の舞台でも果たして通用するのか。明治神宮大会でのマウンドに注目だ。
更新日時:2022.11.15

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