百々 愛輝選手 (英明)

百々 愛輝

球歴:英明

都道府県:香川

ポジション:外野手

投打:左 / 左

学年:3 年

元巨人の首位打者に似たスイングの持ち主、英明の1年生3番左打者の成長に期待

 センスの塊のような1年生が英明にいる。百々 愛輝(どど・あいき)外野手(1年)は、この明治神宮大会から、持ち前の打撃センスを発揮したといっても過言ではない。  初戦の山梨学院(関東・山梨)戦で、4打数3安打3打点をマークしてチームの逆転勝ちに貢献すると、2回戦の北陸(北信越・福井)戦では、敗れはしたものの3打数1安打を放ち、2試合7打数4安打、打率.571を残してみせた。今秋の県大会では打率.278、四国大会にいたっては11打数1安打、打率.091とまったくいいところがなかった。しかし、新チーム以来不動の3番を任されてきた素質が、全国の舞台で花開いた。  山梨学院戦の第3打席。外角の直球を逆らわずに左中間を深々と破る2点適時二塁打にすると、この打席から3打席連続安打と打ちまくった。方向は左中間、三遊間、中前と、センターから逆だったが、北陸戦では右翼手の頭上を越す二塁打と、引っ張っても長打が打てるところを見せた。  体の線はまだ細いが、軸がしっかりしていて、スイングが鋭く綺麗なアークを描く。体ができてくれば、力強さと鋭さが増して、飛距離も出ることは間違いない。ひと昔前の話になるが、元巨人の「安打製造機」と言われ、首位打者2回に輝いた篠塚和典氏の往年の打撃フォームに似ている。  末恐ろしい1年生左打者。マウンドに立つこともある背番号9が、来年のセンバツの舞台でさらなる飛躍を狙う。
更新日時:2022.11.29

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