竹田 海士選手 (北陸)
北陸のキーマンは控え右腕、広陵・真鍋を詰まらせた直球が武器
34年ぶりにセンバツ出場を決めた北陸(福井)のカギを握るのは、1年生右腕の竹田 海士投手かもしれない。昨年秋の北信越大会では背番号18で2試合に登板。決勝の敦賀気比(福井)戦では、先発して6回までをわずか1失点(自責0)に抑える好投を見せた。成長著しい右腕にかかる期待は大きい。 176センチながら、180センチ以上はあると思うほどダイナミックなフォームで、真上から振り下ろす力投型。最速は139キロながら、一冬越えれば140キロは軽く出そうに感じさせる。昨年秋の明治神宮大会では広島広陵(広島)戦に先発。6回に一気に4失点してしまったが、5回までは毎回走者を背負うも無失点に抑えていた。プロも注目するスラッガー、真鍋 慧内野手(2年)を相手に3打数で内野安打の1本に抑え、第1打席では内角高めの直球で詰まらせ、二塁へのポップフライに仕留めるなど、打者が思った以上に球に力がありそうだ。 チームにはエースで4番の友廣 陸投手(2年)がいる。その負担を少なくするためにも、竹田の奮闘はチームの浮沈のカギを握る。センバツでの先発の起用も十分可能性があり、一冬越え、たくましくなった姿がマウンドで見られるかもしれない。
更新日時:2023.02.18