大友 祥之選手 (学法石川)
寸評
旧チームから、7番・遊撃手として出場。攻守に派手さはないのですが、丁寧にプレーしようとか、きっちりランナーを進塁させようなど地に足の着いたプレーができます。 (第一印象) 一見何の変哲もない選手なのですが、打球は鋭く、技術的にも極めて高いものを持っています。あとは、身体に力感なり凄みが出て来ると、かなり面白い選手になれそう。 (守備・走塁面) 特に打球への一歩目が鋭いとか、身のこなしが天才的といった派手さはありませんが、打球の正面にまわりこみ丁寧にプレーします。地肩も平均的ですが、堅実なプレーヤーといった感じ。 走塁に関しては、内角を球を強引に引っ張ったため、一歩目が大きく遅れた時のタイムなので参考にならず。ただ、あまり足を売りにするプレースタイルではなさそう。 (打撃内容) スクエアスタンスでバランスよく構え、早めに始動してくるアベレージヒッター。それでいて、球足はかなり鋭いものがあります。 <長所> 始動~着地までの「間」が取れており、速球でも変化球でも合わせやすいタイプ。ベース側に踏み込んで打ちに行く選手で、外の球を強く意識。踏み込んだ足元がインパクトの際にブレないので、外角の厳しい球や低めの球にも喰らいつきます。 早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、バットの先端であるヘッドを立ててコンパクトに振り抜きます。頭の動きも小さく、開きも我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて軸がブレません。 <課題> 技術的には殆どいじるところはなく、むしろ問題は肉体的な成長や、甘い球を逃さない集中力などを養うことだと思います。その辺は、日頃からの取り組みや意識の部分が大きいので、上のレベルを見据え今後練習して行けるのかではないのでしょうか。
更新日時:2013.01.24
将来の可能性
技術的にはシッカリしていますし、丁寧にプレーしようという意識が感じられます。あとは、「強さ」や「鋭さ」といったものを意識して、これからのプレーを高めてゆけば、2013年度の福島を代表する野手、東北代表する内野手として注目される存在になろうかと思います。そうすれば、おのずと次のレベルの野球の扉も開かれて行くことでしょう。東北地区の中では、期待して見守りたい選手の一人です。
更新日時:2013.01.24