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卒業生
西川 遥輝

西川 遥輝(智辯和歌山)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
外野手
投打:
右/左
身長:
180 cm
体重:
70 kg
データ最終更新日:2016年11月29日

寸評

1年夏に鮮烈なデビューをして以来、常に注目され続けてきた 西川 遙輝。しかし度重なる故障や、最後の甲子園でも充分な結果を残すまでには至らなかった。そのため彼に対しては、完全に伸び悩んでいる。あるいは、その才能にすら疑問を持つものも少なくない。しかし私には、本当に伸び悩んでいると言う言葉が正しいのかには、甚だ疑問があった。

(プレースタイルの変化)

1,走塁への意欲

 昨秋の盗塁数は、24試合で18盗塁と3試合に2個強のペースで盗塁を決めている。しかしこの夏の和歌山県予選では、5試合で6盗塁を記録と試合数を上回るペースで盗塁を決めている。また単純に数字の上からだけではなく、彼は甲子園でもスタートの良い盗塁を披露。下級生の時から秀でたベースランニングの加速だけでなく、この夏に向けスタートに重点を置いて盗塁をできる走力を磨いてきたように思える。

2,試合の入り方の変化

 試合での意識の変化も見逃せない。前の打者の打席をしっかり見つめ、次の対戦を想定したり、気持ちを高めるなど、試合の入り方にも意識が持てるようになってきた。勝負は、すでにグランドに入った時から始まっているんだと言う意識を、常に持てるまでになってきた。

3,打撃技術の改善

 グリップの位置をいじったり、踏み込む足の方向を変えたりと、微妙にフォームをいじっています。一番の変化は、ただ足を上げ降ろすスタイルから、「間」を強く意識して、足を降ろすタイミングを図るような動きに変わってきました。選抜までは、始動を早めることで、動作に時間的余裕を生むまででしたが、降ろすタイミングを図ることで更に対応力を高めようと言う大きな進歩が見られます。

 もう一つ大きな違いは、かなりバットを引くのが遅く、トップを作るのが遅かったフォームも、若干早くなった気が致します。それにより時間的な余裕が生まれ、速い球への対応にも余裕ができてきました。

(その結果)

選抜の時の課題であった、スタートの早い走塁・長く集中力を持続する精神力・打撃技術の向上を試みるなど、夏に向けてしっかり準備をしてきたことが伺えます。ただ残念だったのは、まだその技術を自分のものに仕切れていない、あるいは自分に合うかどうかまで見定められていない段階だと考えます。それ故に甲子園でも、まだしっくりしていない彼の姿が垣間見られました。それが、彼が伸び悩んでいると指摘されてしまい、見ている我々の高い期待ほどの結果に至らなかった要因ではないかと私は考えます。
"

将来の可能性

私の見方としては、彼は伸び悩んでいるのではなく、発展途上の段階であると言うこと。意固地のまでに自分のスタイルに固執して伸び悩んだ先輩達に比べると、この西川には自分を常に変えて高めて行きたいと言う、高い意識と人間としての柔軟さ感じます。

また低めの球の見極めなどを見ていると、天性の動体視力も感じます。更にボールの捌きなどを見ていると、天才肌の才能の持ち主なんだなと惚れ惚れするときがあります。彼の眠っている才能を引き出させるには、プロと言う最高レベルの対戦相手。そして最高レベルの指導者に巡り会った時ではないかと私は考えます。過去の智弁和歌山の先輩達と同じ臭いがすると言う指摘もありますが、私にはちょっと違うタイプの選手ではないかと言う気がしてきました。そして見逃せないのは、先輩達には欠けていた、守備・走力でもプロの領域でも売りにできるだけの肉体的なポテンシャルとセンスを秘めていると言う後押しがある点です。ぜひ高校からプロの門を叩いて頂き、その才能を爆発させて頂きたい!

情報提供・文:2010.09.20  蔵建て男

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