森下 開地選手 (酒田南)
寸評
旧チームから、2番・中堅手として活躍。繋ぎ役としてきっちり自分の仕事を果たす一方、好守の守備で安定したプレーを魅せていました。 (第一印象) 特に凄みがある選手ではないのですが、野球センスがあり自分の役割をよく理解している選手だと思います。 (守備・走塁面) 一塁までの塁間は、4.1秒前後と中々の俊足。中堅手としても、打球への目測に迷いがなく、落下点に入るのがはやい。肩は平均的ですが、捕球からスローイングまでの流れはスピード感があって無駄がありません。 (打撃内容) 前足を軽く引いて、グリップを高く添えた構え。始動は平均的で、ある程度の対応力とパンチ力を兼ね備えたタイプ。上体を崩してでも、ボールに食らいついて行きます。 <長所> 始動~着地までの「間」はとれており、速球でも変化球でも合わせやすい打ち方。アウトステップしてきますが、踏み込んだ足元がブレないので、外の球でも開きを我慢して対応できます。 早めに打撃の準備であるトップを作り、上からボールに向かってロスなく振り下ろせます。足の上げ下げも小さく頭が動かないので、目線の狂いが少なくボールを追うことができます。 <課題> 技術的には、大きな欠点はありません。あとは、スイングを強く・鋭くを意識して、上のレベルにも通用するスイングを身につけて欲しいところ。
更新日時:2013.02.06
将来の可能性
守備・走塁のレベルも高く、きっちり送ることもできます。打撃技術も完成されており、三拍子のバランスが取れています。野球をよく知っている選手なので、あとは強さ・鋭さみたいなものが磨かれれば上のレベルでもやって行ける可能性があります。ぜひ2013年度の山形を代表する好打者として、存在感を高めて行って欲しいと期待します。
更新日時:2013.02.06