八木 陽選手 (慶應義塾)

八木 陽

球歴:慶應義塾

都道府県:神奈川

ポジション:内野手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

慶應義塾の遊撃手の守備は高校生トップレベル!打撃も磨かれ、高校通算13本塁打

 この夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)で3回戦に進んだ。慶應義塾(神奈川)は強打者が多いなか、八木 陽内野手(3年)は守備の要である。軽快なフットワークを生かした遊撃守備は、守備範囲が広く、スローイングも確実性があり、高校生でもトップレベルの守備を見せる。

(打撃)

 もともと打撃に課題はあったが、徹底したウエートトレーニングで体重を増やし、現在は高校通算13本塁打を記録している。

 打撃の構えをみると、スクエアスタンスでグリップを肩の位置において構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、すり足気味にタイミングをとっていきながら、踏み込んでいく。トップの動きを見ていくと捕手方向へ引いていき、インサイドアウトのスイングができている。どのコースにも対応ができており、逆方向にも強い打球が打てる左打者である。

(守備)

 いい遊撃手は足の動きが軽快で、小さく動くことができるが八木もその1人。フットワークが軽快で、リズム感もよく、上手く打球に合わせることができる。捕球してから送球するまでの動作に無駄がなく、三遊間の深い打球や、スピードが求められる前方への打球にも、最善のプレーができるなど、まさに一級品だ。

 遊撃の守備を軸に、攻守ともにレベルが高い。近年の慶應義塾の遊撃手といえば、瀬戸西 純内野手(現・ENEOS)がいるが、瀬戸西のようなレベルまで育つ可能性がある。将来的には東京六大学を盛り上げる存在となりそうだ。

更新日時:2023.08.16

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