古川 雄大選手 (佐伯鶴城)

古川 雄大

球歴:佐伯鶴城

都道府県:大分

ポジション:中堅手

投打:右 / 右

身長:186.0 cm

体重:89.0 kg

学年:卒業

寸評


 この1年から大きく注目を浴びた大型外野手・古川雄大(佐伯鶴城)。186センチ90キロと恵まれた体格をしており、高校通算21本塁打を記録。それでも12球団から注目を浴びる逸材は大きな可能性を秘めている。 (打撃)  スタンスはスクエアスタンス。歩幅は狭く構えるのが特徴で、グリップの位置は高く掲げて構えているのが特徴だ。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、すり足にタイミングを取っていく。トップを深く取って構えるのが印象的だ。インサイドアウトのスイングを心がけており、肩口から振り出すようにして振ることを心がけている。木製バットの練習になると、より縦のスイング軌道を意識したものとなっており、ボールの捉え方を見ても、かなり飛距離は期待できる。  この選手、上半身の動きを見ると、ボールを捉えることに関してはあまり問題はないのだが、小さなステップで打ちにいくことで、踏み出した足の割れが出来ていない点が気になる。そのため外角球、外れたボールに対しての対応力の課題を抱えている。  ただ、直近の練習での動画を見ると、下半身の割れを意識している様子が見られた。 この選手は下半身の使い方、タイミングの取り方を掴んでいけば、一気に本塁打を量産する可能性を秘めている。 (走塁・守備)  二塁タイムは7,7秒。塁間タイム4.1秒を計測しており、右打者として一級品であり、走れる野手としても大きくアピールできるだろう。  一番の注目は抜群の俊足を生かした外野守備だろう。守備範囲は広く、センターの守備を担える可能性を持っている。屋外球場や、両翼が広い球場で古川の能力を最大限に発揮してほしいと思っている。もちろん抜群の強肩も魅力的で、レーザービームと形容できるほど。十分にプロの世界でもウリにできる潜在能力は秘めている。
更新日時:2022.10.19

将来の可能性

 技術的には粗いが、パワー、足、肩ともにプロでウリにできるレベルに達しており、スラッガーとして化ける予感がある。こういうスケールが大きい選手は早めにプロでもレベルが高い投手との実戦経験を重ねていきながら、技術を磨いていくべきだと実感する。  1年目は二軍でも低打率のスタートとなりそうだが、なれていけば、2年目以降から自慢の長打力を発揮する可能性が高い。3年目以降に強肩強打の外野手として持ち味を発揮することを期待したい。
更新日時:2022.10.19

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