小笠原 天汰選手 (国士舘)

小笠原 天汰

球歴:国士舘

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評 この能力でも指名漏れか…独立リーグに進む国士舘の148キロ右腕の投球が素晴らしい

 この夏で一気にブレークした148キロ右腕・小笠原 天汰投手(国士舘)。好リリーフを見せ、ベスト4に導いた。惜しくもNPBからの指名はなかったが、オセアンリーグの富山へ進むことが決まった。今回は小笠原の能力について迫っていきたい。  右オーバーから繰り出す145キロ前後の速球は高校生としては一級品。    しかも、内外角へしっかりとコントロールできている。特に西東京大会準決勝の東海大菅生戦で右打者の内角に投げ込む直球で詰まらせて打ち取ったシーンはしびれるものがあった。  何より変化球の精度が高い。130キロ前後のスライダーは縦に鋭く変化するものもあれば、カット気味に変化する球種もあり、このスライダーが小笠原を助けている。  合理的な投球フォームも目につく。走者がいなくてもセットポジションから始動。左足を高々と上げていきながら、右足の膝をやや曲げて、バランスよく立つ。その後、左足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、膝を伸ばして着地を行う。軸足にしっかりと体重を乗せ、投球の際に軸足を強く蹴ることで、勢いのある投球フォームを生んでいる。  総合力の高い投手で、NPBからの指名がなかったことに驚いている。強豪大学でも十分プレーできるが、独立リーグに進んだのも1年〜2年でNPBを目指すという選択肢を取ったからだろう。1年目から登板できれば、NPBのスカウトからも注目を集める存在となりそうだ。
更新日時:2022.11.27

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です