植田 泰仁選手 (東北)

植田 泰仁

球歴:東北

都道府県:宮城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:174.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

 夏の宮城大会では背番号20をつけていましたが、新チームからは東北高校のエースナンバーをつけています。スリークオータから繰り出す、威力のあるストレートに魅力を感じます。 (第一印象)  身体は大きくないのですが、ミットにズシリと収まるボールを投げ込み、球速以上の威力を感じます。 (投球内容)  夏の時点では、常時130キロ前後と驚くような球速ではありませんでした。変化球は、カーブ・スライダー。ボールのバラつきが目立ち、開きの早いフォームなので、相手から合わされやすい欠点があります。それでもノーワインドアップから、足を引き上げた時のバランスの良さには、投手としてのスジの良さを感じます。 <長所>  まだリリースは安定してませんが、足の甲でシッカリ地面を捉えることができ、ボールが浮き上がるのを防ぎます。実際低めやコースに良い球が決まることもあるのですが、指先の感覚が悪く球筋が安定しません。もう少しその辺が改善できれば、もっと低めに決まる割合が増えそうです。  腕も強く身体に絡んで来るので、速球と変化球の区別はつき難いでしょう。意外にカーブのブレーキ・制球がよく、上手くアクセントにもなっています。 <課題>  着地までの粘りに欠けるので、打者としてはタイミングが合わせやすい。更に「開き」も早いので、いち早く球筋が見極められてしまい、甘くない球でも打たれてしまいます。  投げ終わったあとに、グラブが身体に後ろに抜けるなどして、両サイドの制球が安定しません。また体重が後ろに残ってしまっているので、もっと良くなれば球威だけでなく、打者の手元まで伸びのある球が投げられるようになるのではないのでしょうか。
更新日時:2012.11.30

将来の可能性

 まだまだ実戦的とはいえず、課題も多く残されています。ただ球速に関しては、このひと冬の精進次第で140キロ台の大台に乗っけてきても不思議ではありません。そういった意味では、2013年度の宮城の中でもトップクラスの速球派になれる可能性は充分ありそう。一冬越えた春季大会での活躍、大いに期待して見守りたいですね。
更新日時:2012.11.30

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