小林 遼選手 (仙台育英)

小林 遼

球歴:仙台育英

都道府県:宮城

ポジション:捕手

投打:右 / 左

身長:170.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 仙台育英の正捕手。正確なスローイングと腰が据わった打撃が光る好捕手。上林誠治につぐ選手として注意しておきたい選手の一人だ。 (打撃)  打撃においては癖のない打撃フォームで、練習試合・公式戦を通じて打率.229とは思えない選手。  スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手に足が降りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップの動きを見ると捕手側方向へ引いていき、グリップが内側に入らずに取ることができていて、懐のスペースをしっかりと確保しているので、インコースの裁きもできそうだ。トップからインパクトまでロスのないスイングができている。  気になったのは下半身の粘りの無さ。踏み込んだ時に、しっかりと粘れずに外角を強く叩く事ができていないことが多い。左投手のスライダーに対しては腰砕けになって、内野ゴロになってしまっている。もっと我慢して、粘って、打てる球を確実に打ち返せる様になると変わっていくのではないだろうか。 (守備・走塁)  周囲を圧倒させるような強肩ではないが、正確なスローイングが出来るのが特徴。タイム的には1.9秒台を計測しており、ベース上へコントロールできている。キャッチングは柔らかい。ワンバウンド処理も、すぐに体を使って止めていて、キャッチングといい、ワンバウンド処理といい実に軽やかな動きを見せていて、筋の良さを感じる。ただ卒無くこなそうとしていて、まだミスが多く、その動きが甘い。  塁間タイムは4.5秒前後で、足を売りにするタイプではない。
更新日時:2013.02.11

将来の可能性

 クリーンナップの影に隠れているが、ミートが上手くパンチがあって良い打者。秋ではそれほど打率を残していないが、打撃技術はそれなりのものがあるので、一冬超えたらさらに完成度を高めていけば、隙のない打線が出来上がりそうだ。捕手として技術もあり、筋の良さを感じる好捕手。一冬超えて成長した姿を見せてほしい。
更新日時:2013.02.11

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