北島 蒼大選手 (東海大菅生)

北島 蒼大

球歴:東海大菅生

都道府県:東京

ポジション:捕手, 外野手

投打:右 / 右

身長:172.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

ロッテ中村奨のようなしなりを生かした打撃がウリ、東海大菅生の4番捕手に注目

 頼れる打てる捕手を発見した。東海大菅生(東京)の北島 蒼大捕手(2年)。明治神宮大会では初戦敗退を喫したが、一矢報いる1発を放って、神宮に「北島」の名前を刻み込んだ。  広陵(広島)との1回戦。0対5で迎えた6回に2ランを左翼席に運んだ。真ん中やや内よりに入っている変化球にタイミングを合わせてフルスイングすると、打球は軽々と神宮の左翼席まで飛んで行った。172センチ、71キロながら、体全体を使ったフルスイングが特徴だ。その秘めたパワーが神宮で花開いた。  秋季東京都大会では3番か5番だったが、決勝の二松学舎大附戦で4番に抜擢されると、なんと4打数4安打。チームを優勝へと導き、打てる捕手として名を上げた。  直球に対しては、やや遅れ気味にタイミングを取りながら、鋭いスイングでさばく。少々詰まってもスイングの力でヒットにする感覚だ。そのタイミングの取り方だからこそ、少し球速が落ちる半速球的な変化球でも対応できる。秋季東京都大会決勝の4安打目は変化球にもしっかりタメをつくって振り抜いた左前安打だった。  トップの位置から手首を少し回すような仕草をする。プロで言えばロッテ・中村 奨吾内野手(天理出身)に似ている。バットのしなり、遠心力で球を飛ばす。今はフルスイングする必要があるが、体ができてくれば中村のように、軽く振っているようで、打球が飛んでいくようになるに違いない。  一冬越えた北島がどんな変身を遂げるのか。来年のセンバツの舞台が楽しみだ。
更新日時:2022.11.27

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