田中 和椰選手 (光)

田中 和椰

球歴:

都道府県:山口

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:185.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

 180センチ台の大型右腕であり、135~MAXで140キロを超える右の本格派。この秋のドラフト会議に向けて、山口県では唯一プロ志望届けを提出した選手です。 (第一印象)  特にボールや身体つきに凄みは感じませんが、安定したコントロールとマウンド捌きを魅せます。冷静に投球できる、ムラの少ないタイプではないのでしょうか。 (投球内容)  ランナーがいなくても、セットポジションで投げ込んできます。特に軸足一本でたった時の、バランスの良い立ち姿が印象的。球速は、常時135~MAXで140キロぐらい。ただボールがまだビシッと真っ直ぐは行かず、少しナチュラルに変化するようなところがあります。そのため打者の空振りを誘うような伸びは感じられず、コースを丹念に突いて打ち取るタイプ。変化球は、曲がりながら落ちるスライダーとのコンビネーションで組み立ててきます。 <長所>  投げ終わった時にグラブをシッカリ抱えられているわけではないのですが、身体の近くにあるので両サイドの投げ分けは安定。重心は膝小僧が地面に着くぐらいなので、ボールは上吊りません。この選手の一番の良さは、コントロールの安定にあります。  腕は身体に絡んで来るように振られているので、速球と変化球の見極めは困難なはず。 <課題>  かなり腕に角度をつけて投げており、肩への負担が心配です。お尻を一塁側に落とせるフォームなので、身体を捻り出すスペースは確保できており、肘などへの負担は小さいはず。それでも日頃から故障には充分注意して、野球に取り組んで欲しいと思います。  少し身体の「開き」が早い感じで、コースを突いたような球でも踏み込まれて打たれてしまう心配があります。もう少しフォームにも、嫌らしさが出てくると良いのですが。
更新日時:2012.10.23

将来の可能性

 まだまだボールがビシッと回転良く収まらないので、球速の割にはストレートが物足りません。安定したコントロールと精神力はあるようですが、高校からプロに入ると言うほどの絶対的なものは感じられません。ただ身体がビシッとしてくれば制球も安定しているので、実戦力を伴った投手に育つ可能性も期待できます。指名の有無に関わらず、今後も注目して行きたい好投手でした。
更新日時:2012.10.23

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