登藤 光選手 (九里学園)

登藤 光

球歴:九里学園

都道府県:山形

ポジション:投手

投打:左 / 左

学年:卒業

寸評

 130キロ前後の直球と縦に大きく割れるカーブを持ち味にする左腕。打者にとって嫌な緩急をウリにできる投手だけに気になる存在だ。山形県選抜にも選出され、台湾に遠征し、試合にも先発したが、課題を残す結果となった。 (投球内容)  左オーバーから投げ込む直球は120キロ後半とそれほど速くないのだが、90キロ台のカーブがなかなか厄介で、カーブ、カーブと見せて、いきなり120キロ後半の速球を見せて打ち取っていくので、打者からすれば打ち難く感じるだろう。  この緩急が決まったときは登藤のペース。しかしなかなかコントロールが不安定で、思うようにピッチングが組み立てができていない。それでも荒れ球で打ち難いと感じるのか、台湾の打者陣が苦しんでいる様子が見えた。とはいえ、要所の場面でしっかりとコントロールできるようになると、もっとピッチングの幅は広がり、余裕を持って投球ができるはず。 (投球フォーム)  ワインドアップから始動し、右足を胸元まで上げていき、左足は真っ直ぐ立つ。右足を一塁方向へ伸ばしていきながら、体重移動を行っていくが、あまり重心を下げず、インステップ気味に着地する。右腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、右肩の開きを抑え、それと同時に左腕を畳むようにテイクバックを取っていきながら、左ひじを上げていく。その時、しっかりと肘が上がっており、さらに腕が隠れているので、出所は見えにくいように感じる。そしてリリースに入るが、打者寄りで離そうとしているが、まだ指先の感覚はまだ弱く、うまくボールを制御できていないのが課題といえるだろう。
更新日時:2016.01.01

将来の可能性

 緩急が決まった時の投球は見事だが、全体的にボールが高く、ベルトゾーンよりに集まった球種を打ち返されている。まだ球威・球速・制球力を高める必要がありそうだ。この経験を活かし、一冬越えて別人となるような成長を見せていきたい。
更新日時:2016.01.01

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