加藤 健太郎選手 (明大中野)

加藤 健太郎

球歴:明大中野

都道府県:東京

ポジション:捕手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評


 屈強な体格を持つ選手たちが揃っていることで、ノーシードながら注目が集まっている東東京の実力校・明大中野。チームの顔と呼べる存在は、扇の要を任される加藤健太郎捕手(3年)だろう。  180センチ、93キロと、ひときわ上半身の厚みが違う大型スラッガー・加藤は、ベンチプレスで最大120キロのバーベルを持ち上げるというパワーを生かした打撃が持ち味の選手である。  高校通算1本塁打とフィジカル面から考えると物足りないところはあるものの、ライナー性の強烈な打球を取材時は連発しており、金属バットを持たせること自体が危ないとまで思ってしまう迫力だった。  テイクバックを取らずに、バットを寝かせたままでタイミングを取る姿は外国人スラッガーを彷彿とさせるが、鋭い振り出しでバットを走らせると、レベルスイングの軌道で上手く球の軌道に入れて打ち返す。最後まで振り切る豪快なフォロースルーも素晴らしい。  ラオウの愛称でブレークしたオリックス・杉本裕太郎外野手(徳島商出身)を参考にして打力に磨きをかけ、将来的には大学野球での継続を希望している。フィジカルは十分できているだけに、打撃技術が身につけば東東京屈指のホームラン打者になれる。  大会期間にきっかけをつかみ、隠れた逸材として大暴れするのか。未完成のホームランアーチストの覚醒を心待ちにしたい。
更新日時:2022.07.07

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