姚 柏宇選手 (郁文館)

姚 柏宇

球歴:郁文館

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:173.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

レポートより抜粋>  関東一の足を絡めた攻撃に、3回で一気に主導権を握られた郁文館。夏のシード権は獲得しているとはいえ、同じ東東京のライバルに負けたことは課題が残るだろう。ただ先発した姚 柏宇投手(3年)は2回まで完璧に関東一を封じ、夏に向けて楽しみができた。  173センチ、76キロと肩回り、太ももの大きさを見れば、鍛えあげられているのがユニフォーム越しでも分かった。秋からは大きく体重が増えているわけではないようだが、球の勢いは明らかに違う。  セットポジションから鋭く回転して左腕を振り抜くサイドスローで、球に勢いがあり、ミットの乾いた音からも威力があることを察することができた。  真っすぐに加えて、ストライクをしっかりとれるスライダー系の球が低めへ丁寧に投げられたことが効果的で、2回までは関東一打線から凡打の山を築いた。これには関東一の米澤監督も「球は来ていましたし、低めの際どいところの変化球に手が出てしまっていた」と話し、それからはベルト付近の高さに絞って攻略の糸口をつかんだという。  姚はここまで全試合に先発登板し、蓄積疲労があることは容易に想像できる。関東一・米澤監督もその点を考慮したうえで、「貴重な左のサイドスローですし、腕が振れていて良い投手なので、終盤勝負だと選手たちも考えていましたけど、ベストな状態ならこういった展開にならないと思います」と話しており、難敵になりうる存在と認め、改めて警戒をしていた。  対戦した高校通算16本塁打の井坪も「ストレートも変化球も良かった」と話し、攻略は一筋縄ではいかなかったと振り返る。近年、東東京の上位に勝ち上がる関東一からも好評の声が上がった郁文館姚 柏宇。東東京大会の注目投手として夏までに是非覚えておいてほしい。
更新日時:2022.05.10

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