田中 陽翔選手 (健大高崎)

田中 陽翔

球歴:健大高崎

都道府県:群馬

ポジション:内野手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:73.0 kg

学年:3 年

プロ野球選手の血筋は本物か、健大高崎の1年生遊撃手に将来性


 ロッテなどで投手として活躍した元プロ野球選手・田中充氏(現東練馬シニアコーチ)を父に持つ、健大高崎(群馬)の田中 陽翔内野手(1年)は、将来性豊かな遊撃手として今後を楽しみにしたいと思わせてくれる。  東練馬シニア時代は強肩強打の遊撃手として、春夏とリトルシニアの全国大会準優勝に大きく貢献した。夏には遊撃手部門のベストナインを獲得。鳴り物入りで健大高崎に入学すると1年春の関東大会で「8番・遊撃」でスタメン出場も経験。秋の関東大会も背番号「6」を着け、7、8番打者としてチームの4強入りに貢献した。  すでに180センチを超える大型遊撃手で、動きも俊敏。左右、前後の打球にも素早く対応できる。一番の武器は強肩で、スナップスローだけで一塁への素早い送球ができている。併殺の時もノーステップのスナップスローを披露する場面もあった。準決勝の山梨学院(山梨)戦では、前への緩いゴロを処理してからの送球がやや高くセーフとなり、満塁の場面での正面への強烈なゴロで、併殺を焦ったのか球を見切るのが早すぎて、いわゆる「トンネル」してしまう2失策を喫した。反省すべき点はあるが経験が少ないのは仕方ないことで、これから増やしていけばいい。強豪チームで1年生から背番号6をもらっていること自体、素質を買われているということに他ならない。  打撃面でも課題が多いなど、本当の頼れる遊撃手になるにはいくつかの階段を上る必要はあるだろうが、ポテンシャルは高いだけに克服は早いだろう。甲子園でも強肩を誇る守備で観客をわかせてほしい。
更新日時:2022.12.27

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