木島 直哉選手 (藤沢清流)

木島 直哉

球歴:藤沢清流

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:185.0 cm

体重:88.0 kg

学年:卒業

短評

レポートから抜粋>  プロのスカウトも注目している185センチの大型左腕は、バランスよく1本足で立つと、傾斜を利用して真っすぐ捕手方向へ降りて打者へ向かっていく。トップを早めに作り、若干アーム気味になっているところから、着地同時に上半身を倒すようにして縦回転させて、左腕を振り下ろしていく。  これは昔からの癖だという少し独特な投げ方だが、角度と威力のある真っすぐで、立花学園の各打者の懐を何度も突き、バットから鈍い音とともに力のない打球を打ち上げさせた。気持ちもぶつけるような強気な投球が木島の好投を支えた。  この投球について指揮官の榎本監督も「冬場にかなり練習をしてきました」とオフシーズンにかけて磨いてきたところだったようだ。その成果をいかんなく発揮ことになるが、すべては2021年の秋季大会が始まりだ。  横浜隼人との4回戦で登板した木島は、この時に右打者のインコースに対するイメージが変わってきたと話す。 「それまでは右打者への死球は怖かったです。ですが、そこに投げ切れないようだと相手打者は自分のことを怖いと思ってくれないと感じたんです。そこからはボール球になっても構わないから、インコースを突いて、決まればいいと考えられるようになって、自分のテンポでも投げられるようになってきました」  この感覚をより自分のものにするため、さらにはピッチングのスタミナをつけるためにも、木島は新型コロナウイルスの影響で練習に制限がある中でも、50球もしくは100球で連投を行うなど、投げ込みの中で体力強化を敢行。横浜隼人との一戦でつかんだクロスファイヤーをマスターすると同時に、自身の課題でもあった連投できる体力を身に着けてきた。  さらにこの春、2回戦・光明相模原で7回完投。さらに4回戦・相模原弥栄でも9回完投と1人で投げ切ったことで、よりスタミナが強化されたと自己分析している。  同じ左腕で、右打者のインコースを突く投球が光る中日・大野雄大投手(京都外大西出身)が憧れだという木島。中学3年間は愛知で過ごし、ナゴヤドームにも足を運んで観戦したことがある。準決勝で桐蔭学園を破ると、関東大会が待っている。「目の前の打者に全力で投げ込めば、結果はついてくると思います」と先を見ることなく、1人1人抑えることを誓った。準決勝の好投も期待したい。
更新日時:2022.04.23

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