日當 直喜選手 (東海大菅生)

日當 直喜

球歴:東海大菅生

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:190.0 cm

体重:105 kg

ボールスピード:151 km/h

学年:卒業

甲子園で世代上位の投手の評価を受ける可能性が!東海大菅生の190センチの剛腕を徹底分析


 今センバツで一気に世代でもトップクラスの評価を受ける可能性を持った剛腕がいる。それが東海大菅生(東京)の日當 直喜投手(3年)だ。

 昨秋の都大会では防御率0.86の快投を見せた。この時から全国レベルの投手と思っていたが、世代でもトップクラスだとは思わなかった。3月11日に行われた明秀日立(茨城)との練習試合で見せた日當の投球は、世代上位に入る内容だった。この冬に大きく球速を伸ばし、最速は150キロに到達。どこまで成長しているかを紹介したい。

圧倒的なスケールで、140キロ中盤〜後半の速球を連発

 スケール感では間違いなく世代No.1。190センチ、105キロと、これほどの体格を持ったパワーピッチャーは高校生にはいない。大学生を含めても、192センチ、105キロの赤塚 健利投手(中京学院中京ー中京学院大)ぐらいではないか。

 絶対的なパワーが他の投手とは違い、目を惹くものがある。直球は常時140キロ〜144キロをマークし、最速147キロを複数回マークするなど、センバツでも同様の球速を計測できれば、一気に評価が上がると考える。

130キロ台の高速フォークに注目

 日當の強みは変化球の精度が高く球速もある。130キロ前後のスライダー、110キロ台のカーブの精度も悪くないが、何よりも130キロ台の高速フォークがある。しかも2球種投げられ、やや球速を落とし、空振りを狙うための落差が大きいフォークと、内野ゴロを打たせるためのスプリット系のフォークも投げられる。

 投球の幅が広い。今年の右投手で、速球、変化球も含めてこれほど質が高い投手も、なかなかいない。ベストピッチングを見せれば、評価は世代トップクラスに入るといえる。

濃いキャラクターも魅力

 チームメートによると、普段は面白い人柄も、野球になるととにかく真剣で、真面目にコツコツやる選手だという。とにかくよく食べる選手で、チームメート、コーチから食べる量を聞いたが、大食いのプロ野球選手並み。プロ野球で活躍する選手は食べるのも大事な素質で、プロ、大学、社会人の投手とひけを取らない体格を持つ日當は大きなアドバンテージがある。

まとめ

 昨秋から大きく成長し、世代上位の能力を持った投手へ成長したといえる。練習試合ですごく良くても、そのまま行かないのが甲子園の怖さでもある。しっかりと自分の能力を表現できれば、高い評価を受けるのは間違いない。

更新日時:2023.03.22

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です