西村 瑠伊斗選手 (京都外大西)

西村 瑠伊斗

球歴:京都外大西

都道府県:京都

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:75.0 kg

ボールスピード:147 km/h

学年:卒業

その打撃はまるで高橋由伸。ヤクルト2位の西村は、人気スラッガーになれるか


 今年の高校生左打者を代表する強打者・西村 瑠伊斗外野手(京都外大西)。体格が良いスラッガーが多い中、どちらかというと投手体型の西村が、ヤクルトから2位指名を受けた。この高校通算54本塁打のスラッガーに迫っていきたい。 (打撃)  ホームランの時の打撃フォームを見ると、高橋由伸氏(元巨人)を彷彿させる。  何より特徴的なのが重心がやや低い構え。西村は「力を抜こうと思ってやっていたらあの位置になった感じです」と説明するように脱力を意識している。  投手の足が降りたところから始動を仕掛ける。やや早めの始動で、振り遅れをしない意識が見られる。一本足気味のタイミングのとり方で「足を上げた方がタイミングもとりやすいし、力も入るかなと思ったので」とタイミングが取りやすく、強く振れる形を考えている。  その後、真っ直ぐ引いていきながらトップを形成し、グリップが体の奥に入りすぎることなく、振り出すことができている。インパクトまで無駄のないスイングができており、そのスピードも速い。細身でありながら、遠くへ飛ばせるだけではなく、どのコースにも対応ができる合理的なスイングができている。 (守備)  外野守備も高校生としてい一定レベルで、京都大会では抜群の強肩を披露した。肩の状態を良くして、強肩外野手と呼ばれる存在になることを期待したい。  今年の高校生打者としてはトップレベルの打撃技術を持った選手であり、十分に本塁打を量産できるスキルを持っている。若手スラッガーを獲得したい球団にとってはピンズドの素材であり、ヤクルトは良い指名をしたといえる。  プロ1年目は2軍でプロのスピードに慣れることから始まると思うが、打率.250前後、5本塁打は期待したい。高卒2年目で1軍に慣れ、3年目から本格勝負に入るのではないか。そんな青写真を描くことができれば、人気選手になる可能性がある。  故障することなく、順調にその素質を伸ばすことを期待する。
更新日時:2022.11.05

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