小林 隼翔選手 (広陵)

小林 隼翔

球歴:広陵

都道府県:広島

ポジション:内野手, 左翼手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

広陵の4番打者は「ヒットマン」候補、3番真鍋と最強タッグへ

 将来はヒットマンになるのではないか。勝手にそう思っている打者がいる。広島広陵の4番打者、小林 隼翔内野手(2年)のスイングを見ると、プロ野球で活躍したあの好打者が浮かんだ。  先日行われた明治神宮大会決勝。大阪桐蔭(近畿・大阪)と広島広陵(中国・広島)が対戦し、大阪桐蔭が史上初の連覇を達成したが、敗れた広島広陵の打線で、本塁打を放った「ボンズ」こと、真鍋 慧内野手(2年)とともに2安打を放ったのが、4番の小林だった。2回の第2打席で左前への適時打をマークすると、6回にも左前安打を放った。6回の第2打席は、大阪桐蔭のエース前田 悠伍投手(2年)から奪ったものだった。  内角への鋭い直球を続けられたが、4球目の真ん中やや内よりのチェンジアップにタイミングをやや外されながらも、重心を落としヘッドを遅らせ気味にして球をとらえるとライナーで左前へ運んだ。内野ゴロを打たせるか空振りが取れると思っていただろう前田も、やや脱帽気味の表情を浮かべた。  第1打席は南 恒誠投手(2年)の内角球を腕をたたんでつまり気味で左前へ運んだ。その2打席しか見ていないので大きなことはいえないが、その打撃フォームは今年限りでNPBを引退したヤクルトの内川聖一氏(大分工出身)にそっくり。最強の右打者と言われ、2186安打をマークしたヒットマンだ。早めにトップを作り、最短距離でバットを出す。何よりインパクト後のバットの軌道が似ている。そういうのは天性のものだと思っている。  ここまでの数字ではまったく「ヒットマン」とは言えない。秋季広島大会、秋季中国大会、明治神宮大会とチームは勝ち進むが4番・小林の打率は大会ごとに2割台に終わっている。しかし、名将・中井監督がほとんど4番で使い続けているところをみると、素質は高いと思わざるを得ない。  来年春のセンバツから夏へと、小林の素質が開花すれば、真鍋&小林の最強3、4番コンビが完成するかもしれない。
更新日時:2022.12.08

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