二松学舎大附期待の二刀流　2年生ながら投打ともに潜在能力は抜群

　プロ、大学、社会人へ次々と好選手も輩出する二松学舎大附（東東京）。二刀流・大矢青葉外野手（2年）の成長に期待がかかる。

　投手には1年秋から抜擢された。当時のチーム事情として、先発投手の布陣は揃っているものの、中継ぎ、クローザー的な役割をこなせる実力、マインドを持った投手はいなかった。

　そこで大矢が投球練習で首脳陣にアピール。昨秋の都大会は日程の関係上、2回戦から3回戦まで2週間空いていた。その合間の練習試合で好投を見せ、都大会途中からクローザー役に抜擢され、好投を見せた。

　そして今年のセンバツでは聖光学院（福島）相手に4回無失点の好リリーフを見せた。直球は最速141キロで、常時130キロ台後半を計測する。ミットに突き刺さるような角度のある球筋は魅力的だ。

　春季都大会では打者としても活躍し、日大豊山戦で左中間スタンドへ本塁打も放った。昨年秋よりも打球が伸びるようになり、着実に成長している。

　投打ともに注目度が高まるであろう大矢が、自分のレベルアップを目指す。