センバツ優勝に貢献した山梨学院の頭脳派捕手の力量が高校生では一級品
今年センバツで初優勝した
山梨学院(山梨)は、1人1人の役割が勝ち進むごとに徹底されていた。そのなかで、守備の要である
佐仲 大輝捕手(3年)の存在は大きく、エース
林 謙吾投手(3年)の持ち味をしっかりと引き出していた。佐仲本人は「林のコントロールが良いのと、吉田部長のデータのおかげ」と話すが、データだけで抑えられるほど甲子園は甘くない。
その日の投手の状態や、打者の反応を見ながら、最適なリードをする必要がある。佐仲はその観察力がずば抜けている。二塁送球は1.9秒〜2.0秒台とずば抜けて速いわけではないが、コントロールがいい。林の持ち味を引き出すキャッチング能力など、捕手としての力量は高い。
下級生時代から下位打線で出場していたこともあり、バントは上手く、今大会も絶妙なスクイズを決めた。打者としてもシャープなスイングで広角に長打を記録する。スクエアスタンスで構え、トップの位置が安定し、的確に球を捉えることができていた。
パンチ力のある打撃に頭脳的なリードと、高校生捕手としては一級品。強豪大学でも継続可能だろう。特に捕手の強化が必要な大学からすれば、是が非でも入学させたいと思う選手ではないか。夏までの進化を期待したい。
更新日時:2023.04.02
二村正春
2024-03-20 at 12:10 PM
二村君頑張って下さい💪同じ名字で同じ出身地です😁力の限り悔いの無いように応援しています😄