真鍋 慧選手 (広陵)

真鍋 慧

球歴:広陵

都道府県:広島

ポジション:内野手

投打:右 / 左

身長:189 cm

体重:93 kg

ボールスピード:142 km/h

学年:卒業

世代トップクラススラッガー・真鍋慧(広陵)は主役級の活躍ができるか?


 今センバツに出場している広陵(広島)・真鍋 慧内野手(3年)は世代トップクラスのスラッガーと呼ばれる。ここまで高校通算51本塁打を記録。その魅力を整理する。

圧倒的な飛距離、打球速度を生み出すフィジカル・打撃フォーム

 グラウンドに立てば、すぐに分かる存在感がある。189センチ、90キロと、恵まれた体格で、フィジカル面でも圧倒的な数値をたたき出すという。捉えた打球は大人の打者が打っているのかと錯覚させるほど速く、恐怖感を感じさせる。

 スクエアスタンスでグリップは高い位置に置いて構えている。投手の足が降りたところから始動を行い、しっかりと足を上げてタイミングを取っていく。昨秋の中国大会などでは、すり足気味でタイミングを取ることもあったが、足を上げたほうがタイミングが合わせやすいのだろう。センバツではどうするのか注目だ。

 トップまでは捕手側方向へ引いていき、グリップが後ろに入りすぎることなく、インサイドアウトのスイングで振り出すことができている。昨年秋の明治神宮大会ではトップの立ち遅れが目立ったが、それが改善できればスキがなくなる。

 ここまで必ずマイナーチェンジしてきているが、昨秋、打撃フォームでモデルにしている選手、意識していることは以下の通り。

佐野 恵太と村上 宗隆の組み合わせ

・右腕を張って大きく構えておく
・耳元でトップを作ることで、右腕は自然と折りたたまれる
・左腕を脇腹に落とすことで、身体の近くをグリップが通せるようにしてスイングする

⇒バランスはいいが、左腕の押し込みが現在の課題となっている

 センバツではどんな姿となって表れるか注目だ。

三塁守備に目処がたてば…

 真鍋は昨秋から三塁の練習も行っている。もともと強肩であり、三塁手を守れる素質はある。秋までは一塁メインだったが、三塁が守れるようになると、選手としての幅は広がり、評価もさらに上がるだろう。

主役級の活躍ができるか

 高校生野手でもトップレベルの評価を受けている。あとは甲子園で主役級に相応しい活躍を見せれば、各球団の評価も上がり、上位指名は揺るぎないものになるだろう。2度目の甲子園で圧巻の打撃を見せることができるか。

更新日時:2023.03.20

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です