吉村 優聖歩選手 (明徳義塾)

吉村 優聖歩

球歴:明徳義塾

都道府県:高知

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:181.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

巨人育成3位指名を受けた明徳義塾の左サイド・吉村の可能性は?勝負は高卒3年目まで


 巨人から育成3位指名を受けた左サイドの吉村 優聖歩投手(明徳義塾出身)は、2年連続で夏の甲子園のマウンドを経験し、U-18代表にも選出された。ハマった時の投球は強打者揃いの米国打線を翻弄するほどの内容を見せる。  直球は常時135キロ〜140キロほどで、ドラフト候補に挙がる左腕としてはやや物足りない。それでも打者を打ち取ることができたのは、希少性の高い左サイドであり、対戦経験が少ない打者にとっては捉えるのは難しいからだろう。吉村の好調時の直球はホップ気味になり、狙って三振を奪える。本塁打を打てる打者が多い米国打線を翻弄できたのはその点にある。NPBの環境では伸びる直球は強みになり、磨いていきたいところだ。  また、サイド特有のスライダーの切れがいい。右打者にも、左打者にも内角をついて揺さぶりをかけながら、打ち取っていく。  トルネード気味の投球フォームは、昨年からいろいろと改良を加えた。右足を巻き込んで、体を二塁方向へ向けて、すぐに足を下ろすのではなく、着地するまで間合いをもたせることで、タイミングを外す。NPBは二段モーションが解禁されているので、かなりフォームに変化をつけるのではないだろうか。  時間はかかるが、左サイドという希少性もある。何より巨人は左サイドで活躍している高梨 雄平投手(川越東出身)、大江 竜聖投手(二松学舎大附出身)と、お手本がいる。その球団に入れたのは幸運であり、高卒育成から一流の左サイドへと成長すれば、ロマンがある。  高卒3年目までが勝負。3年目で支配下登録を狙える実力を身につけ、25歳以降から全盛期を迎えれば理想的だ。
更新日時:2023.02.03

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です