當山 渚選手 (沖縄尚学)

當山 渚

球歴:沖縄尚学

都道府県:沖縄

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:171.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

短評

レポートより抜粋>  左腕同士の投げ合いは、沖縄尚学・當山に軍配が上がった。森山も140キロ超えの速球を投じたものの、失投を打ち込まれる結果となった。その逆で、當山は沖縄大会から変わらぬ安定感で阿南光を寄せ付けなかった。  沖縄大会からわずか四死球3の驚くべき制球力は、フォームの安定感にあるのではないだろうか。  ストレートでも変化球でも安定して同じフォームから多彩なボールが投げ込まれる。ピッチャーである以上、必須項目ではあるものの、イニングを追うごとに変化する様子もない。再現性がかなり高いのだ。  かなりの練習量をこなしてきたのだろうが、その地道な努力を積み重ね続けたからこそ、投球フォームが安定し、ボールも安定した。そして試合でも安定した投球で勝ちに結び付けられる。  小さな努力を重ね続けたことが、當山渚という安定感抜群のサウスポーを誕生させたのだろう。  その努力に関しては、比嘉監督も「地道な努力が出来る選手です」と話しており、評価をしている部分だ。また投球面に関しても評価している部分が多い。  「右打者へのクロスファイヤーだけではなく、アウトハイにシュート回転の強いボールがあります。それと同じ軌道からチェンジアップもあるので、ストライクゾーンに入っていくボール、逃げていくボールが技術的にあります。 またピンチの場面でも、慌てずに動じない。ピッチャーとしてのスキルが備わった投手です」  絶賛を受ける當山だが、ここまでの好投手に成長できたのは、普段のキャッチボールが大きく関わっていた。  「日ごろのキャッチボールからラインを意識することを監督から指導されています。再現性を高めるためですが、自分の場合、クロスファイヤーはシュートさせない。逆に、右打者の外はシュートしても良いから強いボールを投げるイメージを作ります」  今大会も順延によって試合が長引いたが、練習中から常にラインを意識して調整を進めてきたという。普段の何気ないキャッチボールから高い士気をもって取り組んできたことが、阿南光戦の無四死球完封勝利であり、沖縄大会から0点が並び続けているのだろう。
更新日時:2021.09.06

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